平塚で初の非行防止サミット開催 金目中生徒らが主体に児童たちにやさしく指導
平塚市立金目中学校で21日、市内では初となる非行防止サミットが行われ、同校の3年生7人が参加した。また、同事業の一環として金目コミュニティ学童クラブでは非行防止かるたを実施。サミットに参加した7人の生徒に加え、同学童クラブに所属する金目小学校とみずほ小学校の1年生から6年生の児童47人が参加した。指導には平塚警察署から今井美智代警部補と日高 綾巡査部長があたり、湘南方面で初の試みということで県警本部からも担当者らが視察に訪れた。
同事業は誰かに教えてもらうのではなく当事者である生徒らが自ら考えることで規範意識の向上と定着を図るもの。自分が犯してしまう可能性のある非行や巻き込まれてしまう可能性のある犯罪について、またそれらを防止するために、それらから身を守るためにはどうすればいいかなどを話し合った。今回メインテーマとなったのは窃盗罪という犯罪でありながら身近な非行でもある「万引き」。生徒からは「欲に負けて」「ゲーム感覚で」といった万引きに手を染める理由が挙げられ、それをどう防止するか、万引きをしようとしている人をどう止めるかなどを話し合った。
これらサミットで話し合われたことは、非行防止カルタを行った後に生徒から児童らに伝えられた。今井警部補は「いわゆる非行防止教室などで大人が子どもたちに伝えるより、身近なお兄さん・お姉さんである人が自分たちで考えたことを伝えることで規範意識が醸成し、より定着する」と話す。生徒らは自分たちの言葉で児童らに語りかけ、児童らも真剣に彼らの言葉に耳を傾けていた。
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