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コネクト |2015.06.05

コネクト:ステパノ学園の校舎改築目指しチャリティー

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0605 コネクト写真1

ステパノ学園の校舎改築目指しチャリティー
大磯で良い音楽を聴く会・田代麻由実さん

 終戦後、進駐軍の将兵と日本人女性の間に生まれた混血児を育てる教育機関として、三菱財閥創業者・岩崎弥太郎の孫娘である澤田美喜により1953年に設立、今日では一般家庭からの児童・生徒も通学している「学校法人聖ステパノ学園」(大磯町大磯)。JR大磯駅の南側、自然豊かな森の中にある同学園は1学年1学級という小規模校で、敷地内には各学年の校舎が並ぶ。そして今、この設立当初からの建物であり近年老朽化が目立っていた校舎を立て直そうと、チャリティー活動を行っている住民がいる。
 同学園の講堂「海の見えるホール」の建築費返済に充てる為のチャリティーイベントとして2003年より様々なコンサートを企画し、今年からは小学校校舎改築の為のチャリティーへとシフトし活動を続けているのが「大磯で良い音楽を聴く会」という団体だ。ただしメンバーは代表者・田代麻由実さんの1人のみ。その理由は単純で、個人で活動するよりも活動内容の分かる団体名で活動したほうが理解されやすい、という便宜的な理由から。1人だからこそ、意思決定も早く動きやすい。だがその反面、1人だからこそ全てをこなさねばならないという状況もつきまとう。もちろんチャリティーであるため、大前提として自分の懐へ入る利益は一切ない。それでも、孤軍奮闘を続けられるのは、自分の使命と感じているからだ。
 大磯で生まれ育った田代さんは、大磯小学校の隣という位置関係もあり、小さい頃からステパノ学園の子どもたちを目にしてきた。肌の色や髪の色、目の色が異なる子どもたちが通い、一般の人が出入りできない隔絶された場所、との印象があったという。そして大人になり戦争の矛盾さを知り「何か自分にできることを」と考えたのが、身近な戦争の犠牲者である同学園の子どもたちの為の活動だった。以降は、自らが持つコネクションで実力ある音楽家たちを招いた音楽会を続けてきた。
 今月14日には、海の見えるホールで現代音楽・クラシック演奏グループ「アンサンブル・ノマド」を招いた演奏会を開催するほか、16日~21日には自宅の「田代家洋館」(大磯図書館駐車場の隣)を開放し、現代画家・十河雅典氏の個展も開催する。チケット申し込み・問い合わせは田代さん☎61−0568へ︎。

アンサンブル・ノマド特別演奏会
◇6/14(日)13時45分開場、14時開演
◇海の見えるホール
◇チケット1人3,500円ペア6,000円

十河雅典絵画展
◇6/16(火)~21(日)13時~17時
◇田代家洋館◇入場無料

【写真上】60年以上前に建てられた校舎
【写真下】絵画展会場の自宅でポスターを持つ田代さん

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