コネクト:大磯の新しい特産品を目指すマコモタケの今
実りの秋。大磯町で栽培されているマコモタケも収穫期を迎えている。今年からは大きく販路を広げる取り組みも始まった。栽培開始から3年目の今年、どこまで広がりをみせているのだろうか。
大磯町では新しい特産品作りと後継者不足のため増加している耕作放棄地への対策として、2年前からマコモタケの栽培が始められた。
町の職員からの働きかけを受けて最初に栽培を始めた西方安雄さんに加え、昨年は新たに町内の「まるしん農園」も栽培に挑戦。同農園の二宮正美さんは「マコモタケを食べてもらって収益が上がれば、若い農家の道しるべになり、後継者が増えるのでは」と考え栽培を始めたという。その間、町内の小学校2校で給食にも使われ、子どもたちにも名前を知られるようになった。
3年目の今年、JA湘南大磯支所が販路の拡大に協力し、量販店に対応する市場への週3回の出荷が始まった。首都圏に展開しているスーパーに出回る予定で、今年作付けを1.5倍に増やした西方さんは「興味を持っている生産者もいるので、これがうまく行って若い人にも仲間に入ってもらえれば」と話している。
また今年初めて、16日(日)に大磯港で開催される「大磯市」にも出品される予定だ。普段は大磯駅前の「地場屋ほっこり」やJA湘南の「あさつゆ広場」(平塚市寺田縄)で販売しているほか、「大磯迎賓館」(大磯町大磯)などではマコモタケを使った料理を提供している。
西方さんは「春のタケノコ、秋のマコモタケ、という具合に定着してくれたら」と大きな夢を描いている。
【写真】収穫したばかりのマコモタケと西方さん
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