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コネクト |2017.05.26

コネクト:平塚オリジナルのトンボ図鑑発行

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0526 3面コネクト2 平塚市の「フォーラム トンボの棲むまちづくり」が、初心者にも分かりやすい『ひらつかトンボ入門図鑑』を発行した。この図鑑を観察の入門書として多くの人に活用してほしいとの期待が込められている。

 このフォーラムには、自然保護活動を行う団体などや幼稚園、大学に加え個人が参加している。市内のトンボの生育状況を知り環境保全策を検討・実施するため、2年前から調査を実施。馬入水辺の楽校や土屋地区、金目川流域、総合公園などで見られる種類と数を調べた。その一環として、子どもたちに自然とふれ合ってほしいと開催した「トンボと遊ぼう平塚」に多くの親子連れが参加。それを受け、初心者にも使いやすい図鑑を作ろうという声が上がったという。
 冊子では、平塚やその周辺で見られる約50種をカラー写真で紹介。その特徴やよく似た種類の見分け方が分かりやすく示され、生息する場所や見られる時期などについては平塚ならではの情報が盛り込まれている。このほかトンボの探し方や、生息するために必要な環境についても解説されている。
 フォーラムのこれまでの調査では、県内で生息が確認されているおよそ75種のうち49種のトンボ類が記録された。ただ今後も調査精度を高める必要があるとしながら、市内のトンボ類は種数、個体数が減少傾向にあることが分かったという。事務局を務める「馬入水辺の楽校の会」会長の臼井勝之さんも「子どもの頃は赤とんぼが空を埋め尽くすぐらい飛んでいましたが、今ではあまり見られなくなりました」と話している。減少に歯止めをかけるには、川や池、湿地などトンボが住む環境を守る必要があることから、フォーラム事務局は昆虫が生息できる池を整備する活動にも取り組んでいる。また企業や学校の敷地内に池の設置を呼びかけていきたいとしている。
 今年も7月2日(日)に土屋地区で「トンボと遊ぼう平塚」が開催される(雨天中止)。参加者にはこの図鑑を配る予定。参加費100円、対象は小学生以上(小学生は保護者同伴)で定員20人(先着順)。申し込みは往復はがきで、締め切り6月23日。◇問い合わせ=市みどり公園・水辺課☎21-9852

【写真上】トンボや昆虫の住む池を整備する様子(昨年8月)
0526 3面コネクト

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