コネクト:七夕まつりをポップな絵でPR studio COOCAの横溝さん
様々なハンディキャップを持つ人が、絵画をはじめとする創作活動を行う福祉施設「studio COOCA(スタジオ クーカ)」(平塚市平塚)。所属するイラストレーター・横溝さやかさん(30)は、細部までこだわったポップな作品で注目を集めているが、そのイラストが「湘南ひらつか七夕まつり」公式グッズに使われることになった。見る人をワクワクさせてくれる絵で、まつりの盛り上げとまちの魅力のPRに一役買う。
横溝さんが本格的に絵を始めた12年前、作品はモノクロばかりだったが、色とりどりのペンを集めるのが好きだったことから勧められて色を塗り始めた。自らが生み出したキャラクターや動物などを主人公に、明るい色使いで日常の様々なシーンを細部に至るまで表現するのが特徴だ。下書きなしで迷いなく線を引き、80本ほどあるペンで色を付け、こつこつと制作を続けてきた。
昨年、東京の様々なスポットをテーマにした絵がTVなどで紹介されたことをきっかけに、作品が広く知られるように。スポーツ庁の障害者スポーツ団体への支援・協力の認証マークを作成し、また「平塚をPRする一枚を」と七夕まつり実行委員会からも依頼を受けた。
出来上がったイラストには、掲出された飾りの下を浴衣を着て歩く親子の様子などが描かれ、毎年まつりを楽しみにしているという横溝さん自身の思いが込められている。また海岸を散歩する人や平塚市総合公園で遊ぶ子どもも細かく描写され、平塚のいいところが盛りだくさんの1枚になった。動物好きの横溝さんは、特に「(総合公園の)ふれあい動物園を見てほしい」と言う。
今回は、そのイラストがデザインされたクリアファイルとマグカップ、ノートが公式グッズとしてまつり会場で初日の7日から販売される。
さらに、studio COOCAとその作品を展示するカフェGALLERY COOCA(明石町)がそれぞれ初めてスターモールに市民飾りを掲出する予定で、現在制作が進んでいる。
studio COOCAの中尾大良(ルビ:だいら)さんは「地域の方にもクーカのことをもっと知ってもらうきっかけになれば」と期待する。
遊び心にあふれたイラストは、じっくり見ると平塚のPRキャラクターが隠れているなど、くすっと笑える仕掛けも。「見ている人に楽しんでもらいたい」との思いで横溝さんは今日もペンを握っている。
◇公式グッズ問い合わせ=七夕まつり実行委員会(市商業観光課)☎35-8107
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