出演:ビートたけし/西田敏行/大森南朋/ピエール瀧 他
シネプレックス平塚他、全国にて公開中。
バニューシネマパラダイス
|2017.10.14
バニューシネマパラダイス:シーン92『アウトレイジ 最終章』
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『アウトレイジ 最終章』(2017/日本)
いつの頃からだろう、ビートたけしのお笑いが面白くなくなったのは。漫才ブームの絶頂期、たけしは「赤信号、みんなで渡れば怖くない」などの不謹慎ネタでお笑いのタブーを打ち破った。「破壊」こそが、たけしの笑いだった。しかし、後発の芸人たちが追随したことで、タブーはスタンダードに変わった。たけしが北野武として、映画監督の道を歩み始めたのはその頃だ。『その男、凶暴につき』は、映画のスタンダードを「破壊」することで、たけし的センスが炸裂した傑作であった。武はたけしの武器であった言葉=セリフをそぎ落とし、映像を武器にした。しかし、その武映画もスタンダードとなった。『アウトレイジ』ではセリフを解禁し、罵声飛び交うヤクザ漫才と「お笑いウルトラクイズ」さながらの殺人バラエティに仕立てた。たけしが武を「破壊」したのだ。ところが、最終章は一味違う。たけし演じる大友は旧世代のヤクザとして暴走、退場していく。「破壊」の後には寂しさが残る。円熟なのか、次なる「破壊」の前の静けさか。やはり武は面白い。
文とイラスト:竹内清人
1968年生まれ。映画宣伝を経て、『戦国自衛隊1549』で脚本家デビュー。現在、平塚の片隅(馬入あたり)で執筆活動をつづけている。オリジナル小説『躍る六悪人』全国書店にて絶賛発売中!
1968年生まれ。映画宣伝を経て、『戦国自衛隊1549』で脚本家デビュー。現在、平塚の片隅(馬入あたり)で執筆活動をつづけている。オリジナル小説『躍る六悪人』全国書店にて絶賛発売中!
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