僕たちに鍵盤ハーモニカを教えて! フィリピン、シキホール島でのボランティア募集

定年後にフィリピンのシキホール島に移住し、リゾートコテージを運営しながら現地の子どもたちの教育環境改善などに尽力する元平塚市小学校教諭の原田淑人(としと)さんが現在、島の子どもたちに鍵盤ハーモニカを教える音楽ボランティアを募っている。
浜岳地区の中高生によるボランティア団体、浜岳リーダーズクラブ(HLC)では、4年ほど前から使用しなくなった鍵盤ハーモニカをシキホール島に寄贈するなどの支援活動を行なっている。これまでに届けられた鍵盤ハーモニカは350台を超え、徐々にシキホール島の子どもたちに音楽教育が浸透しているという。一方でシキホール島は比較的原始的な打楽器などが主流であり、メロディ楽器という概念があまりないために指導者がいないという悩みを抱えている。原田さんは「現地の学校に10台ずつ配って、物自体は徐々に行き渡ってはいるが先生がいない。音楽の授業ができないと、結局これらの善意も眠ってしまう」と話す。原田さんの教員時代の教え子などのつてから、青山学院大学の学生らがボランティアとして島を訪れてくれていたが、それも昨年でひと段落。現在、急ぎ協力者を募っているのだという。
原田さんはシキホール島で音楽教育の機運が高まりつつある現在、来年2月ごろには小学校、ハイスクールを対象とした鍵盤ハーモニカコンテストを実現すべく尽力している。すでに原田さんの教え子が1人、今夏にシキホール島へ渡航予定ということで、それ以降の9月から来年1月ごろまで1〜2週間程度の滞在で協力者を募っている。「楽曲はフィリピンの国家と日本の歌、あとは各校が自由に選んだものとなるが少し楽譜が読めれば大丈夫」と原田さん。「南の島でリゾートのついでに協力してくれれば嬉しい」と話す。
そもそもがお金のない島であるだけに渡航費や滞在費などは原則として自腹になってしまうが、詳細な条件や疑問点、質問などは原田さんと直接やりとりして確認できる。原田さんのフィリピンでの活動についてはテレビ東京系『世界ナゼそこに?日本人』の7月9日の総集編で放送予定とのことなので興味のある人はこちらもチェックしてほしい。
問い合わせ先:原田淑人(としと)さん
メールdagman38@yahoo.co.jp



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