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ヘッドライン |2018.09.14

ぼんぼりが繋ぐ神社と参道平塚八幡宮、地域の2商店街でイベント開催

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今週末、15日から17日の3日間、平塚八幡宮で「ぼんぼりまつり」が開催される。40年以上にわたって続けられるこの催しに近年では参道の2商店会もそれぞれの立場から同調しイベントを行っている。平塚大門会は「ぼんぼり市」を、浜大門通り新光会は「ぼんぼり酒場」をまつり初日の15日に行う。“ぼんぼり”が繋ぐ神社と参道の取り組みとは。
 ぼんぼりまつりは昭和53年、八幡神社が平塚八幡宮(宅野順彦宮司)へ改称したことを機に始まった。同宮では8月に例大祭が行われるが、旧暦の8月にも何かの催しをということから企画されたという。境内に所狭しと並ぶ約400のぼんぼりは、湘南地域で書道、絵画などで活躍する人々や愛好家、つるみね幼稚園の園児を中心とした近隣の子どもたちが揮毫したもの。溢れる橙色の光が幻想的な雰囲気を作り出すとともに、露店や演芸なども行われ、地域のまつりとして愛され続けてきた。
ぼんぼり市とぼんぼり酒場
 そこに賛同する形で始まったのが、今年で10回目を数える平塚大門会(古谷 功会長)の「ぼんぼり市」だ。同会は八幡宮の参道である大門通りに位置し、国道1号によって神社と分断された後も、元日の渡り初めなど表参道として様々な取り組みをしてきた。こちらでも屋台や縁日など、家族や友人と楽しめるようなイベントが行われる。かつては目抜き通りとして栄えたこの地も、今では店舗が減少。小売店を営み、幼い頃から通りを見てきた古谷会長は「通りが賑わうことで出店を考える人が出てくれれば」と参道の再興に期待する。
 昨年からは大門通りのさらに南、22店舗が加盟する浜大門通り新光会(中村彰伸会長)も「ぼんぼり酒場」を始めた。こちらはその名の通り、商店街全体が酒場になる。試み自体はまつりの日に合わせて行われるわけではなく、夏季に毎月行われている「夕暮れ酒場」の9月開催分に“ぼんぼり”の名を冠したもの。夕暮れ酒場には毎回1,000人程度の人出があったという。どちらのイベントにもぼんぼりが掲出され、神社から大門通り、浜大門通りへとぼんぼりの灯りが繋がる。
参道で繋がる思い
 浜大門通りは、南に向かって現在の扇松海岸通りまで繋がっていたが、東海道線の開通によって分断され名前が消えたと見られている。今年になり、かつての浜大門通りの中でも紅谷町に位置する商店街“新光会”が地域活性化を目指し130年振りに“浜大門通り”の名前を復活させたことにも“参道”としての誇りが垣間見られる。曽祖父の代から蒲鉾店を営む中村会長は「この場所が参道だと認識してもらうことが大事。他の商店会と連携した取り組みをしたり、通りの入り口に鳥居を作ったりできれば」と話す。
 神社で始まり、境内だけで完結していたイベントが参道へとその輪を広げている。宅野宮司は「直接の運営はそれぞれだが賛同していただけるのは嬉しい。まつりが地域に広がっていく姿を見て学ぶこともある」とにこやかに話す。
 神社と参道がぼんぼりで繋がる3日間。足を運んで往年の姿に想いを馳せてみてはどうだろう。
ぼんぼりまつり
日時:9月15日(土)〜17日(祝)9時〜21時
※点灯16時
会場:平塚八幡宮
ぼんぼり市
日時:9月15日(土)
17時〜21時
※点灯式は18時、小雨決行
会場:大門通り
ぼんぼり酒場
日時:9月15日(土)
17時〜20時(交通規制は15時〜21時)
会場:浜大門通り
この記事は湘南ケーブルテレビ局(SCN)との共同企画により制作しました。湘南チャンネル(CATV002ch)で放送中の「情報カフェ! 湘南館ワイド」では、まつり当日の現地の様子などをお送りします。今回の番組は9/18(火)〜9/24(月)に放送予定(12時~12時40分、19時~19時40分ほか)。
【写真TOP】境内を照らすぼんぼり。昼間とは違う幻想的な雰囲気を見せる(平塚八幡宮提供)
【写真下】今夏行われた夕暮れ酒場の様子(浜大門通り新光会提供)
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