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ヘッドライン |2019.03.29

地元でつながる、わが町を愉しむ 「大磯立ち飲み会議」

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 地元での暮らしを、より有意義に楽しいものにしたい。「大磯立ち飲み会議」は、自分が住む町で新しいことを始めたい人が集ってその内容や思いをプレゼンし、みんなで知恵とアイデアを交換する場だ。毎月第2土曜日、酒肴とアイデアを持ち寄ってオープンな雰囲気の中、人と人とが繋がり、地元の”未来”を思索している。
福井高志さん(31)は、昨年夫婦で東京都から二宮町に移住。住民の温かなつきあい方に接し、もっと人々の繋がりが増やせるよう、インターネット上で不要品の譲渡ができるページや地域のイベント情報などを掲載する仕組みを作りたいと考えていた。
そこで「大磯立ち飲み会議」に参加。昨年12月に初めて自案を発表し、実際のニーズの有無を探ってきた。この日には、自ら作ったページ「カナナカ」を実際に参加者に見てもらい、どうすれば使いやすいかなど、みんなの意見を募った。福井さんは「ユーザーの生の声を実際に聞ける機会があるのは、非常にありがたい」と話す。
最初の一歩を皆で応援
「大磯立ち飲み会議」は、町内の同じシェアオフィスで仕事をするなどで知り合いだった若桑弘一郎さん(42)と大石あきさんをはじめ、7人ほどで運営している。アイデアを持つ人が最初の一歩を踏み出しやすい場を作り、より地元を面白くしようと、駅近くの路地にある茶屋町Cafe&deliを会場に、昨年夏に始めた。
会議の対象地域は、大磯も含む湘南(西湘)地域。そこで実現したいプロジェクトやアイデアがある人(事前申し込み、審査あり)が5分でスピーチを行う。これまで、町内で増加しているイノシシの肉を加工する工場を作りたい、担々麺を販売したいなど、これまで提案された内容は様々。参加者は20人ほどだが、アイデアに対してアドバイスをしたり、興味があれば一緒にやりたいと手を挙げてもいい。若桑さんは「みんなが実際に顔を合わせるので話が早く進む」と、小さな集まりならではのメリットをあげる。
楽しく飲むだけでもOK
約30分間の発表と質疑の後は、待ちに待った立ち飲みタイム。発表した内容についてさらに話し合ってもよし、単なる世間話でもよし。その際役立つのが、「やりたいこと・自分にできること」などの簡単な自己紹介用のメモ。それを見て興味がわいたら、当人を見つけて話を聞いてみるのもいい。参加者同士が新しく繋がりを作っていけるようにと、スタッフが考えた。SNS全盛の今、このアナログなコミュニケーションはかえって新鮮だ。
大磯町内に住む女性は、この日が4回目の参加。以前ここで河川の美化活動を行っている人と知り合い、それがきっかけで先日、ごみ拾いに参加したという。
また、この日家族4人で初めて参加した平塚市の馬場義弘さん(43)は「小さな場所で人との距離が近く話しやすい」と、ここで知り合い話が弾んだ男性と連絡先を交換していた。
やりたいことがある人は、夢を実現するための人脈や可能性へのヒントが見つかるかもしれない。まだ具体的なプランがない人も、ここでの会話が刺激になって「これ!」が見つかるかもしれない。
あるいは一杯やりながら楽しい時間を過ごすだけでもいい。何かを生み出そうとする人々のエネルギーで、自分も元気になれるのは間違いない。
◇大磯立ち飲み会議
次回日時=4月13日(土)17時30分~
場所=茶屋町Cafe&deli(大磯町大磯1157)
飲み物・食べ物は持ち寄り、参加費1人500円(子どもは無料)
詳細はFacebookにて

【写真】予約は不要。一人でふらっと参加してもOK
【写真2】この日の立ち飲み会議には豪華にチーズや干物が登場
【写真3】プロジェクトのプレゼン中

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