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ニュース |2020.06.24

消えた“第70回”は今
来年につなぐ七夕への思い

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 新型コロナウイルス感染症の影響で特に大きな影響を受けた各種イベント関連。なかでも大きな衝撃となったのは7月3日から5日に開催が予定されていた「湘南ひらつか七夕まつり」の中止だろう。時には平塚の代名詞として、時には市民の誇りのシンボルとして、毎年開催されてきた大イベント。だが、70年受け継がれてきた思いをつなぐ、市民の動きがある。

 この記事は湘南ケーブルテレビ局(SCN)との共同企画により制作しました。湘南チャンネル(CATV002ch)で放送中の「情報カフェ! 湘南館ワイド」では各取り組みの現在の様子などをお送りします。今回の番組は6/29(月)まで放送中(12時〜12時40分、19時〜19時40分ほか)。

星に願いをプロジェクト

 七夕といえば短冊に願いを書いて笹に飾るというあのイベント。市内幼稚園・保育園、小中学校の子どもたちに短冊を書いてもらう取り組みが「星に願いをプロジェクト」だ。
 仕掛けたのは「まち活」こと平塚まちなか活性化隊と平塚市中心街イベント実行委員会。「七夕の中心エリアと言える中心街が、何もしないというのはね。平塚商人の心意気を見せたかった」と話すのはまち活代表の能勢康孝さん。集められた短冊は、7月4日から8日の期間(予定)、まちかど広場に掲示する星型のモニュメントの制作に使用される。最終的には平塚八幡宮に奉納、お焚き上げをして「みんなの願いを星に届けたいです」と話す。
 短冊は中心商店街の一部店舗でも書くことができる。能勢代表によると「短冊は自分の願いだけではなく、まわりの人を巻き込む願い事にするとかなうそうですよ」とのこと。コロナ禍以降、中心商店街も人のいない時期が続いている。感染防止をしつつ、参加してみてはどうだろうか。

短冊を書く子どもたち(市立港こども園)

七夕飾り空いっぱいプロジェクト

 短冊は書くことができても、中心商店街に飾りが出ないのは寂しい。一般社団法人七夕飾り空いっぱいプロジェクト(小林誠代表理事)では湘南スターモール商店街振興組合の協力で、アーケードへの飾りの掲出を進めている。
 「下を向いちゃうようなことが多い世の中ですからね。少しでも上を向いて、七夕を感じてもらおうと思い企画しました」と小林代表。協賛企業、団体を募り、57個の飾りが商店街に掲出される。飾りは高さ2mほどで、小さいながらも夜間はライトアップされるので、七夕気分を味わえるというわけだ。
 往年のように、空を埋め尽くすほどの飾りをメインストリートに掲出したい、と始まった取り組みも今年で6年目。プロジェクトのメンバーは25人にのぼる。小林さんは「七夕は守らなきゃいけないところと、変えていかなきゃいけないところがある。伝統は守りつつも、一過性のイベントとしてではなく、平塚市の誇りとしてみんなに関心をもってもらえると」と話す。
 飾りをあげたその夜、早速街ゆく人は飾りにカメラを向けていた。

#エア七夕平塚

 七夕まつりが中止になった理由は、密閉はともかく、密集、密接の恐れがあるから。それならば、「エア」でやってみよう。というアイデアに端を発したのが本紙も実行委員会に参加する「#エア七夕平塚」だ。
 情報紙、ケーブルテレビ、ラジオ局、映像制作会社など、地域メディアが実行委となりさまざまな企画を行なっている。いずれもWEBやSNSを利用して動画や作品を投稿するため、文字どおり人と会わずに「エアで」参加できるというのが大きなポイントだ。募集しているのは動画(TikTok)、デコ弁(Instagram)、俳句(twitter)、自由作品(Facebook)の各SNSを使用したものに加え、作文と塗り絵の全6カテゴリ。いずれも最優秀作品には豪華商品が用意されているので、ぜひ家族と友達と、恋人と参加してほしい。
 本コーナーに参加しているSCN永野アナウンサーもデコ弁と塗り絵をすでに制作。TikTokなどにも参加するとのことなので、ぜひチェックしてみてほしい。

永野アナの作品

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