オーレ!ベルマーレ:#849 それでも

【写真】カップ戦で存在感を発揮する池田。リーグにもこの勢いをもってこれるか
ホームリーグ戦で2試合連続の大敗。行き場のない気持ちは押し殺したとしても、何かが変わらないといけない。
5月14日、湘南はホームで横浜を迎え撃った。2節前のホーム清水戦は1−4で惨敗するも、前節アウェー福岡戦は早い時間に数的不利になりながらも0−0のドロー。神奈川ダービー、ホームのサポーターの前では初の勝利を掴みたいところだったが、またしても1−4の大敗を喫した。
試合後の会見で山口 智監督は沈痛な面持ちで「なんと表現していいかわからないが、申し訳ない結果になってしまった」と言葉を紡いだ。だが立ち上がりで主導権を握ったのはむしろ湘南だった。“握らされた”ものであっても、そこで1点奪えるかどうかでその後の試合展開は変わるはずだ。攻守の切り替えの一瞬の判断や動きで後塵を拝し、ピンチを招くケースも散見された。失点後に選手たちはお互いに声を掛け合い修正を目指したが、この試合ではそれはかなわなかった。
ファンやサポーターはあれこれ言いたくなるが、この状況を打破したいと誰よりも思っているのはチームだということは百も承知だ。山口監督も「頭も体もファイティングポーズを取る状況・雰囲気を作りたいし、何よりその先頭に自分が立つ」と前を向いた。
5月17日、ミッドウィークのルヴァン磐田戦。引き分け以上でGS突破がかかったこの試合で、チームはしっかりとファイティングポーズを見せてくれた。今季カップ戦4ゴールと、すっかり“ルヴァン男”となったMF池田のゴールを守りきり1−0で勝利。セレッソ大阪とのプレーオフに駒を進めた。GSの戦績は4勝2敗と、もとよりカップ戦では好調を維持してきた。それが通用するか否か、現実的にカップ戦とリーグ戦の間には隔たりがあるということだろう。サッカーとは相手ありきのものではあるが、もしその差が自分たちのなかにあるものなら、きっと埋めることはできるはずだ。



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