湘南オリーブのブランド向上目指し
二宮町ら４者が連携協定締結

　湘南オリーブの普及を進めている二宮町（村田邦子町長）と株式会社ファームビレッジ湘南（眞壁 潔代表）、株式会社ユニバーサル農場（濵田治郎代表）、学校法人産業能率大学（鬼木和子）の４者が４月26日、オリーブのブランド力向上、資源・情報活用、地域振興などを目的とした連携協定を締結した。
　二宮町では特産化、耕作放棄地の解消を目指し、2012年からオリーブの栽培を開始。2014年には町域だけではなく、小田原市や山北町などとオリーブによる地域活性化を目指し湘南オリーブ振興協議会を発足した。今回の協定はこれらの取り組みをさらに発展させるためのものだが、特に産能大の参加が特徴的。今年度は地域課題を解決する「地域ブランド創造プロジェクト」のなかで、学生たちによるオリーブを利用した地方創生を目指すという。
　鬼木学長は「Z世代は特定の利益を追求するのではなく、持続可能なものを目指す傾向がある。オリーブの樹のように成長していきたい」と語った。