オーレ!ベルマーレ:#863 世界でいちばん熱い夏を 駆けぬけろ湘南
湘南が夏に入って好調だ。7月に入り、公式戦3戦全勝。開幕から止まらなかった失点も、直近2試合では0におさえ敵地で挑んだ2位G大阪戦。
前半からボールを保持しながら主導権を握るも決定機を作れずに後半へ。両GKの活躍もあり、一進一退の攻防を見せるなか、69分には失点を覚悟した大ピンチを、すでに警告をもらっていた鈴木淳之介が決死の覚悟で食い止めるビッグプレーも。今季、左センターバックにコンバートしてレギュラーを掴んだ21歳が流れを手繰り寄せる。
迎えた83分、自陣右サイドを起点にゴール前で細かくボールをつなぎ、フリーでいた左ウイングバック、畑大雅の弧を描くコントロールショットがサイドネットを揺らし、ついに先制。終盤のガンバの猛攻をチーム一丸となって凌ぎ、タイムアップの笛が鳴った。これで7月は4戦全勝。最高の流れでパリ五輪による中断期間に突入した。
8月はホームレモンガススタジアム平塚で3試合が開催。若手の台頭著しいなか、最も注目すべきは、4月の札幌戦で3点のビハインドを追い付く口火を切ったJ初ゴールから、怪我での離脱もありながら左サイドの攻防を無双してきた畑大雅だ。アシストこそ1と数字上は物足りなさを感じるが、いまや左サイドの絶対的存在に。怪我さえなければ、五輪メンバー入りも期待できるほどの好調ぶりだっただけに惜しいが、将来世界に飛び立つこと間違いなしの22歳が、この熱い夏を闘い、湘南の左サイドを駆けぬけていく。
トップ写真:鮮やかな弧を描き決勝点を決めた畑大雅
TEXT:濵田拓郎(本紙編集部) 写真提供:湘南ベルマーレ
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