熱き闘将が見据える
ベルマーレの未来

今年のリーグ戦も残すところあと4試合。
クライマックスを迎え、
J1残留のその先の未来を見据える
キャプテン・キムミンテ選手の熱い想いを聞いた。
キム ミンテ

─昨シーズン7月に加入後、1年が経ちましたが、クラブやチームの雰囲気はいかがですか?
ビッグクラブと規模は違いますが、サポーターやスポンサーさんとの距離感が近くて、ふれあう機会が多いので、とても愛されてきたクラブなんだなと感じますね。チームについては、加入直後に「ポテンシャルの高い若手選手が多いな」というのが第一印象でした。最初に(鈴木)章斗とマッチしたときに、プレーは落ち着いてるし、駆け引きもできるから「25歳くらいかな」と思っていたら2003年生まれと聞いて「意外と若い!」とビックリしたんです。(平岡)大陽や(池田)昌生にも同じように感じていましたね。
─今年は、ディフェンスチームにおいても、鈴木淳之介選手や髙橋直也選手、松村晟怜選手などボランチ出身の若手選手と組む機会が増えてきましたよね。
ボールを持てる時間を増やして、守備の時間を減らそうという狙いがあったので、ボールを持てるボランチ出身の選手と相手を見ながら同じ感覚でプレーができているのは面白いです。僕自身もボランチからコンバートされたときはたくさんやられました。ステップワークや相手選手との駆け引き、クロスの対応など本職の選手が当たり前にできるプレーも経験を積まないとわからないことがたくさんありましたし、今教える側になって、鹿島で岩政(大樹)監督から教えてもらったことをそのまま伝えられたり、背中で見せるじゃないですけど、そういうことができるようになったのは経験の部分が大きいです。(監督の山口)智さんや名塚(善寛)さん、古賀(正紘)さんもセンターバック出身のコーチなので、直接指導してもらえるのは彼らにとって、とてもよい環境なんじゃないかと。
─ご自身が経験を積んできて、若手選手の成長やフォローアップに意識が向くようになってきたと?
成長が期待できる若い選手が今のうちに経験を積んで、来年、再来年と結果を出した方がクラブにとって絶対いい。もともとドリブルやパスは上手な選手なので、守備面をうまく育てられるように自信を持たせたいです。失点に絡んでしまうこともありますけど、“やられたから、次また成長ができる”と思っているので、9月末の鹿島戦(0-2からの逆転勝ち)みたいに、失敗しながらも経験にして、結果も残すっていうのが近い未来を考えたときには理想的ですね。もう少し成長すれば、淳が真ん中で、右に直也、左に晟怜でチームを引っ張る未来は近いんじゃないかなと思っています。(自分のことを考えると)コーチングしながら、そうしていいのかはわからないですけど(笑)
─リーグ戦200試合出場となりましたが、ご自身の未来については?
本当はもう2〜3年早く達成しているつもりだったんですけど、鹿島で出られない時期があったので。個人的にはまだまだと思っているので、1試合ずつ積み上げていって、Jリーグのフィールドプレーヤー最多出場を目指したいですね。
─今季も残り4試合です。終盤戦にかける思いを。
J1残留は最低限、全部勝たなければと思っています。今年は一桁順位が目標だったので、クラブが大きく成長するために1つでも上の順位で終えたい。その方がDAZNから入ってくるお金も多くなりますしね。クラブを強くするためにはお金の部分も大事だなと。あと、しばらく取れてないゴールも決めたいです。ヘディングでドンピシャの!
─ゴール裏に向かって叫ぶ姿を期待していますね。ありがとうございました!
この3人に注目!
終盤戦は俺が決める!

昨季J3から移籍加入し、今季J1初得点からゴールを量産。一気に得点源へと大覚醒した23歳は、チームを勢い付かせる前線からの守備や甘いマスクが魅せる魂の込もった振る舞いでスタジアム全体を熱くさせる。

大怪我を乗り越え、7月の復帰戦では残り5分からの出場で逆転劇を陰ながら演出した地元茅ヶ崎出身の大型ストライカー。相手を背負ったポストプレーでチームが苦しい時間帯を支えながら、虎視眈々とゴールを狙う。

海外移籍した町野修斗や大橋祐紀と切磋琢磨をしてきた経験を経て、今季はエースとしてチームを引っ張ってきた。21歳とは思えない落ち着き払ったプレーと左右両足から振り抜かれるシュートで湘南の未来を切り拓く。



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