CONNECT:海で見る地元の“魅力”を撮る写心家 U-SKE (ユースケ)
巨大な波に乗るサーファーの写真。誰もが一度は目にしたことがあるだろう。しかし、その舞台裏では多くのサーフィンフォトグラファーが一瞬を切り取るために命を掛けて大波に挑んでいる。松風町、扇の松通り沿いにアトリエを構えるU-SKEもその一人である。
10代の終わりから30代にかけて世界中のサーフポイントを巡り、多くの著名なサーファーと共演、国内外数多くの雑誌の表紙を飾ってきた。そんな輝かしい世界で忙しなく活躍してきたが、ここ1年ほど生まれ育った平塚をベースに、地元の海や風景を撮影する時間が多くなった。それは、一昨年の大きな出来事に起因する。
2011年3月11日、U-SKEは滞在先のハワイで東日本大震災の報を受けた。日本に帰国するとかつて訪れた美しい福島のサーフポイントが原発事故により消滅していた。日常が非日常に変わる瞬間「自分ができることとして地元の美しい海の風景を残していきたい」との想いが更に強くなったという。
朝焼けの海の上から見る高麗山と富士山。日々刻々と変わる地元の風景を心のままに写していくと、『フォトグラファー』としてスタートした写真との関わりは『写心家』へと変化した。「地元の素敵な風景を見たら、大切にしたいと思うでしょ。それを伝えることが多くを与えてくれた自然と平塚への恩返しだから」
松風町の自身のアトリエに設けられたギャラリー「ピースマンギャラリー」には、サーファーはもちろん、通りすがりの人が訪れることも珍しくない。飾られた写真の中に写る「平塚」の痕跡を見つけて驚く人を見てU-SKEは嬉しそうな表情を浮かべる。もっと多くの人に地元の魅力を知ってもらいたい。今は撮り貯めた地元の作品を美術館など大きい場所で展示することを目標とし、今日も地元の海へと向かっていく。
2013年U-SKEカレンダー
15名様にプレゼント(ポストカード付)
国内外の厳選した作品13点を収めたカレンダー。
平塚の風景を写したポストカード1点付
【応募方法】
①〒住所②氏名③年齢④性別⑤新聞購読の有無(新聞社名)
⑥本紙の入手先⑦本紙へのご意見を明記の上、
ハガキは〒259-1217平塚市長持203-4
(株)湘南ジャーナル社「カレンダープレゼント係」まで
メールは【toko@shonan-journal.com】まで。12/21(金)必着。
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