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ヘッドライン |2012.12.21

二宮、再発見まちづくり工房「しお風」

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「まちづくりをしたい」という想いから「まちづくり工房『しお風』」をスタートした神保智子さん。本人は「志、という程ではない」と謙遜するが、しかし確かなその「想い」は、湘南の小さなまち二宮の地域コミュニケーション紙「しお風」となった。12年前生まれた「しお風」は、ゆっくりと、けれども間違いなく人と人を繋ぎ、二宮のまちをそよいでいる。
 想いの強さは人それぞれで神保さんにも自分の生活がある。定まったメンバーがいるのではなく、イベントによって得意とする人や協力できる人が集まるという、飾らない自由なスタイルで「しお風」は続いてきた。まちづくりへの想いを発信する中で、様々な人と出会い、色々な活動を始めた。そのうちの1つが二宮のマップ作りだった。
walkwalk(ワクワク)マップ
 同マップは元々、県の事業でまち歩きの魅力を伝えるために地図を作ろうというものが委託事業となりスタートした。地元高校生などと結成したwalkwalk青少年探検隊とともに毎週まちを歩き回り、一つのマップが完成したのが5年前。vol.4となる今回は「湘南みかんのある暮らし」をテーマに、花から果実まで1年を通して楽しめる「湘南みかん」を通してマップを再構築した。当初の目的はマップを作ることだったが、根底にあるまちづくりをするという想いから様々なイベントが繋がり、8日には地域探検ツアーを行った。
walkwalk地域探検ツアー
 遠くは我孫子から、もちろん地元二宮の人まで多くの人が参加した今回のツアー。当日は晴天に恵まれ、20人余りの参加者がマップに沿って二宮を体験した。自然風のもみじ庭園や老舗の落花生店、旧山川邸など、普通に暮らすだけではなかなか気づくことができない名所の数々から、隠れた二宮の魅力が浮かび上がる。この日の参加者から、さらに人の輪が広がり、神保さんの目指すまちづくりが進んでいく。
 まちづくりということを、必ずしも愛郷心という立派な言葉で飾る必要はない。自分のまちのことを良く知っている人でも、そうでない人でも、そこで暮らし、生きている。であればこそ、少し目を向けるだけで見えてくる世界がある。特別な資格は何もいらない。そこに住む人、働く人、訪れる人の活力が、そのまま「まち」を創る。「二宮らしさを未来に伝えたい」という神保さんのまちづくりは、人を、物事を、まちを巻き込み、この瞬間も前に進み続けている。

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