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ヘッドライン |2013.02.01

楽しく商いを3年目のお披露目 平塚逸品研究会

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思わず「うまい!」と口に出してしまうようなグルメ、自然と「面白いですね」と店主との会話が弾むアイデア商品、つい「すごい」と手に取ってしまう道具……。そんな「逸品」を1年間かけ吟味・研究し、実際に店頭に並べるという“一店逸品運動”に取り組んでいる「平塚逸品研究会」(水嶋祥貴会長)が3年目を迎え、23日、今年の「逸品」全35品を発表した。

「まちを元気にするために、まずは自分たちの店を元気に」と、2009年秋、同会は発足した。逸品運動とは、顧客視点から考える「喜ばれる、必要とされる商品やサービス」=「逸品」を生み出し、魅力ある店づくりをはかる、というもの。年間を通じた具体的な活動としては、会員同士がお互いに持ち寄った逸品を評価し、修正する勉強会を重ね、1年に1商品を磨き上げ、お披露目する。生まれた逸品は1年間の目玉商品となり、会員はまた来年度の逸品研究へ、というサイクルが続く。毎年、継続的に顧客満足度の高い「オススメ商品」を提供することで、経済活動を促し、まちの活性化に繋げていこう、とのねらいがある。
1年間の研究の集大成として、メディアや関係者向けに実施されるのが「お披露目会」だ。飲食店の試食ブースも多く、フードフェスティバル的な要素も強い。そのほか物販店の実物展示、逸品紹介のVTR、外部の参加者によるアンケート集計・発表など、全体的にエンターテインメント性は高い。仮に同様のイベントを広く一般向けに開催しても人気を呼びそうな催事だが、目的はそれではない。
同会のアドバイザーとして初年度より協力する飯尾紀彦氏は「『商い』の醍醐味は、客との接触にある」と講評した。会員が求めている目的はそこにある。「各店舗に足を運んでもらい、店主との『商い』を楽しんでもらうこと」――。
国内各地で逸品運動の普及・指導にあたる中小企業診断士、同会専任講師の太田巳津彦氏は「他の地域では10年を迎えたところもあるが、3年目が一番難しい。1年目は何とか形になる。2年目は1年目の勢いで行ける。だが3年目は気が緩み、慣れてしまい、『ネタ』がなくなってくる。地域に根ざすには3年目でいかに浸透し定着するかが重要」と話した。
3年前、「SHIP」(=湘南ひらつか逸品プロジェクト)を掲げ、同会は未知なる海へと漕ぎ出した。今年は真価が問われる年。「いつも笑いの絶えない、楽しいメンバーで研究しています」とは水嶋会長の弁。心から商いを楽しむ人々がいる。顧客にも、商いの楽しさやワクワクを提供するため、この先も冒険心溢れる航路を開拓する。

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