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ヘッドライン |2013.02.15

目指す先は終わりなくボクシングで3度目の日本一 金旭中 諏訪 佑(たすく) 君

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 平塚市立金旭中学校3年生の諏訪 佑君(15)が今月10日、兵庫県で開催された「第2回全日本幼年ボクシング大会」の63kg級で優勝し、昨年の優勝(57kg級)に続き、同大会2連覇を達成した。「全日本チャンピオン」という称号。「連覇」という快挙。そして「中学生として自身最後の大会」。自らの手で華々しく、有終の美を飾った。
 各地方ブロック大会優勝選手が集う最高峰の舞台。60kg級のエントリーだったが、主催者側から「実力差があり過ぎる」として急遽、1階級上の63kg級で出場することに。それでも結果は、2ラウンドでレフェリーストップによる「圧勝」だった。
小学6年生から始めたボクシング。中学2年生で初出場した「全国U-15ジュニアボクシング大会」で優勝。そして「第1回全日本幼年ボクシング大会」でも優勝し、一躍、その世界で名を馳せた。所属するボクシングジム「チームテンカウント」(市内宝町)の会長兼トレーナーの鳥海 純さん(第36代東洋太平洋バンタム級王者)は、「大人顔負けの強さ。勘が良く、ディフェンスが上手で、パンチをもらわずに攻撃に繋げられる」と評価。「とにかく全国の高校から『諏訪君の進路はどうなっているのか』との問い合わせが多いんですよ」と、その注目度を窺わせる。だが推薦枠では進学せず、県内の公立高校を「自力で」受験するという。
 強さの秘訣は―。「自分に嘘をつかないこと」と諏訪君。「自分が決めた『本当にしなきゃいけないこと』をやるだけです」。今回、「中学生最後」の「全国大会」で「2連覇」という栄冠を手にした。だが「『全国』とか、『連覇』とか、特に意識しなかった。どの試合、どの練習でもいつも通り、すべきことをするだけです」と、信念を貫く。目指す先は、さらに上。夢は世界チャンピオン―。鳥海会長は「高校生になっても、必ずインターハイや国体選抜には絡んでくる選手」と自信を持って期待を寄せる。
 ボクシングの魅力を「得点などがなく、終わりがないところ。自分次第で、行けば行けるところまで行ける」と諏訪君は語る。「地域が広がるだけで、全然レベルが違ってくる。プロになり、世界に出れば、これまでに見たこともない選手が出てくる。そういうのが楽しみで仕方ないんです。だから、頑張れる」。まだ見ぬ強敵との出会いを楽しみにする若きチャンピオン。終わりなき、「世界」という世界への第一歩として、まずは今週、高校受験のリングに立つ。
【写真】今大会の優勝メダルを手に、トレーナーの鳥海会長(左)と

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