終の住処がミュージアムに?故横溝千鶴子氏から大磯町へ寄付

今年1月に亡くなった横溝千鶴子氏から大磯町へ今月、遺言執行者である三好正則氏を通じて土地・建物・金員が寄付された。氏は以前にも大磯町に対して障がい福祉の充実と子育て支援のために多額の寄付を行うなどの功績を残した人物だ。
同町に寄付されたのは、東小磯字古屋敷の土地267.09㎡、東小磯字宮ノ上の土地2.87㎡、東小磯字古屋敷の居宅、そして金員3273万円だ。寄付の目的として、土地と物件は「馬のコレクション、絵画などの美術品や茶室などを活かした旧横溝邸としての使用」を、金員は「旧横溝千鶴子邸の土地及び建物の維持管理等資金として使用」するように遺言を残している。
馬のコレクションとは生前、横溝夫妻が集めた「馬」にまつわる3000点を超える物品のこと。宅内には馬の置物や絵馬、絵画等が所狭しと並び、建物自体も随所に馬蹄形の意匠が取り入れられたデザインとなっている。これらの物品もすべて町へ寄付されており、現在目録を作成中という。
活用方法について同町は「寄付目的をふまえて検討中。まずは内部をしっかり整理するところから。立地も住宅街ですし、どのように公開するか等、順次検討していきたい」としている。
【写真左から】玄関ドアに描かれた馬のレリーフ/エントランスから上を見ると馬蹄形のバルコニーが/玄関に残る乗馬帽と鞭/茶室の入り口も馬蹄形/邸宅全景



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