コネクト:これからの100年のために 左義長保存会の活動

大磯の下町で400年続く国の重要無形民俗文化財、左義長。一時は存続が危ぶまれた伝統文化の行く末を考える。
「会長になって3年、資金不足の底はようやく脱したかなという印象」と話す左義長保存会の会長、芦川博昭さん。元々は大磯の中でも海岸沿い、下町のイベントだった左義長。近年はそれ以外のエリアからの支援も活動的になってきて町全体として左義長を支えようという気風が感じられるという。「寄付をはじめ、左義長を支えようと様々な取り組みをしていただいて本当に感謝している」と話す芦川さん。だが、左義長を取り巻く状況は楽観視できるものではない。
芦川さんの住まいは大磯の中でも「浜之町」と呼ばれる海岸沿いの一角。芦川さんは「もう家が14件ぐらいしかない」と話す。昔は船大工や漁師も多かったが世相の移り変わりで人口は減少。四苦八苦しながらなんとか左義長を続けているという。「他のエリアでも高齢化が顕著。もちろん、地域の長老みたいな人が元気で一生懸命やってくれるのはいいことだがこれからは若い人に向けてもっと発信していきたい」という。
左義長といえば海岸線で9基のサイトを燃やす「セエトバレエ」のイメージが強いが「一番息子」や「オカリコ」など、その実は様々な行事の集合体。元々は子供達の無病息災を願って始められたと伝わる。「子どもたちのためのものだから子どもたちにもっと興味を持って触れてもらえるような、そういう仕組みが必要」だという芦川さん。近年では小中学校の授業の中で取り上げられたり、移住してきた若者が興味を持ってくれたりと追い風も吹いている。さらに海外からの観光客向けに英語のガイドを制作したり、より発信力を高め、町全体の資産にしていきたいと考える。「テレビや雑誌の取材などもあり、認知される機会も増えてきた。これからの100年のために、地元の人にも左義長を伝え、興味を持ってもらえたら嬉しい」
来年の左義長は1月14日(土)。18時30分にサイトに点火されるという。当日はだんご焼セット販売も行われるので手ぶらで訪れてもOKだ。また、1本につき200円が保存会に寄付される清酒「大磯左義長」も好評販売中という。さらに10日(火)から14日(土)にはスタンプラリーが開催されるほか、写真展や映画会など多数の応援イベントが企画されている。「左義長って聞いたことはあるけどどんなものなんだろう」という人はぜひ一度訪れてその熱気と力強さを体感してみては。
問い合わせ:大磯町観光協会☎︎0463-61-3300
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