監督・脚本:原田眞人
出演:木村拓哉/二宮和也/吉高由里子/松重豊/酒向芳 他
シネプレックス平塚ほか全国公開中。
バニューシネマパラダイス
|2018.09.15
バニューシネマパラダイス:シーン108『検察側の罪人』
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『検察側の罪人』(2018/日本)
原田眞人監督(当時は真人)がその名を馳せたのは、90年代ビデオ映画全盛の時代。それ以前、劇場映画作品での評価は、元映画評論家の含蓄で「〜っぽい」映画を作る人程度だったはずだ。ところがビデオ映画の自由度が原田監督のマニアックなセンスを開花させた。木村一八主演の殺し屋アクション『タフ』、ブレイク前夜の役所広司が狂気を秘めた日系ペルー人のタクシー運転手を演じる『KAMIKAZE TAXI』を経て、『金融腐蝕列島・呪縛』で再び劇場映画に返り咲いた。そんな原田監督の最新作『検察側の罪人』は、現在進行形の殺人事件と過去の未解決殺人を巡って、キムタク演じる先輩検事とニノ演じる後輩検事が白熱の言論バトルを展開するミステリー。ところが、キムタクがある私怨からダークサイドに堕ちてからは、『タフ』や『KAMIKAZE TAXi』のようなビデオ映画時代を彷彿させるダーティーヒーロー映画になってゆく。犯人役の酒向芳の「ンッパッ!」という口遊び、松重豊の闇の商売人の軽みと凄み、大倉孝二の人非人な犯罪者像、吉高由里子の裏の顔など、悪を演じる役者陣を見るだけでも楽しい作品だ。

文とイラスト:竹内清人
1968年生まれ。映画宣伝を経て、『戦国自衛隊1549』で脚本家デビュー。現在、平塚の片隅(馬入あたり)で執筆活動をつづけている。オリジナル小説『躍る六悪人』全国書店にて絶賛発売中!
1968年生まれ。映画宣伝を経て、『戦国自衛隊1549』で脚本家デビュー。現在、平塚の片隅(馬入あたり)で執筆活動をつづけている。オリジナル小説『躍る六悪人』全国書店にて絶賛発売中!
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