今シーズン、ホーム最終戦の11月26日、平塚競技場で湘南ベルマーレと対戦したのはJ1昇格枠まであと一歩の4位コンサドーレ札幌。札幌にとってみれば「絶対に落とせない試合」である。一方湘南は5連敗後に迎える試合且つホーム最終戦、さらには反町監督退任とアジエル退団のセレモニーを控えた「プライドを見せたい一戦」だった。結果は0-2で負け、6連敗で締めくくった。
昇格へまた一つ近づいた札幌側は歓喜の渦。アウエー席を赤く染めていたサポーターは肩を組んで飛び跳ねて「J1へ行こう、みんなで行こう」の大合唱。既視感覚えるこの光景は2年前、湘南が昇格争いに加わっていた時のこと。2009年は湘南サポーターが「あの立場」にいたのである。
この日、湘南のコアサポーターが集うゴール裏に掲げられた横断幕にはこう書かれていた。「責任は監督だけにあらず。経営・強化 湘南ベルマーレの改善を強く求む! 明るい未来のために」
クラブに改善が求められている。「あの立場」に立てるのはいつの日か。陽はまた昇るし、一陽来復の春も来る。だがサポーターが望む明るい未来は待っていても来ない。何かが変わらねば・・・。
本紙編集部 櫻井雅之
写真 今井直司