蓮の花咲く要法寺境内の70鉢が見頃
平塚市平塚の要法寺(守屋宣明住職)では現在、蓮の花が見頃を迎えている。山門から本堂までの境内に置かれた蓮は70鉢。池に育っているのではなく鉢植えの蓮であるため、鑑賞に訪れた人たちには「間近で見ることができる」と喜ばれているという。
同寺で蓮を育て始めたのは15年ほど前のこと。守屋住職が鎌倉のお寺から紹介され、苗をもらい受けたことがきっかけだったという。「仏様は蓮の上に乗っていますし、蓮はお寺と縁がありますからね。また、泥沼から咲き出してきれいな花をつけるということで、人間もどんなに悪い環境であっても清らかに生きなさいという教えもあります」と守屋住職。こうして蓮を育てることが始まり、毎年色とりどりに咲く花は、多くの人の目を楽しませる恒例のものとなった。
蓮が展示される時期は、6月下旬から8月初旬くらいまでで、見頃は7月初旬から中旬。花は午前中の涼しい時間帯に咲き、午後には閉じてしまうという。なお同寺は広く一般に開放されており、入場は自由。守屋住職は「蓮の花に接することによって、みなさまに仏心と言いますか、穏やかな心を感じ取っていただければと思います」と話している。
ちなみに同寺は、弘安5(1282)年当時、この地の地頭・平塚左衛門尉泰知(鎌倉幕府執権・北条泰時の次男、北条泰知)の屋敷であったとされ、日蓮聖人が一泊したことなどから直弟子となった泰知自ら開山したと伝えられている。また敷地の西隣には、平塚の地名の由来になったとも伝わる「平ら塚」のある「平塚の塚緑地」もある。
◇松雲山要法寺:平塚4-10-10☎34-0618
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