カテゴリーから選ぶ
カテゴリーから選ぶ

バニューシネマパラダイス:シーン21『テシス 次に私が殺される』

タグ
脚本・監督:アレハンドロ・アメナーバル(1995年/スペイン)
出演:アナ・トレント/フェレ・マルティネス/エドゥアルド・ノリエガ ほか
現在、単品発売は絶版。TSUTAYAの発掘良品で是非リクエストを!
 冒頭からゾクゾクする。ヒロインの女子大生アンヘラ(『ミツバチのささやき』の美少女アナ・トレントが三十歳の妙齢で好演)が乗っていた、地下鉄車両が人身事故を起こして停車。降ろされたアンヘラが好奇心を抑えきれず礫死体を覗き込もうと、彼女の主観でカメラが線路へ乗り出す。寸でのところで、駅員が制止する。「映像における暴力」というテーマに魅了されたアンヘラは、指導教授に参考になる映像を貸してくれるよう頼む。ところが、とうの教授が構内で心臓発作を起こして死んでしまう。教授が死の直前まで観ていたらしいビデオを手に入れたアンヘラは、それが現実のスナッフ(殺人)・ビデオだと知る。被害者はこの大学の女子学生だった。アンヘラは、学内一のカルト映像オタクの助けを借りて、恐怖に引き寄せられるように真相に迫る。本作の残酷描写はすべて声や映像の断片のみ。目にする演者の表情から観客は勝手に嫌な妄想を膨らませてしまう。技ありな一本だ。
文とイラスト:竹内清人 1968年生まれ。
映画宣伝を経て、『戦国自衛隊1549』で脚本家デビュー。
現在、平塚の片隅(馬入あたり)で執筆活動をつづけている。

 

タグ
facebookシェア twitterシェア lineで送る
オンラインマガジン

湘南ローカル情報を日々更新中!

いますぐ使える 最新クーポン

色々な所で使えるお得なクーポンを発行中!

その他のクーポンをもっと見る
湘南ジャーナルDB 湘南のお店情報をまとめて掲載!
湘南ジャーナル まちナビ 最新情報

湘南のお店情報をまとめて掲載!

スタッフブログ

編集部情報を毎週更新でお届けします。

運営からのお知らせ

PAGE TOP