カテゴリーから選ぶ
カテゴリーから選ぶ
ヘッドライン |2014.06.06

堂々完成、21世紀の新庁舎6/8の見学会で市民にお披露目

タグ

0606 1面写真1
 東京オリンピックが開催された昭和39(1964)年の10月末に完成した現在の平塚市庁舎。当時の「旧庁舎」は『広報ひらつか』(昭和39年10月15日号)によれば「戦災を受けた平塚市の庁舎は、平塚町当時の役場にバラツクを建て増し、さらに旧平商校舎を分庁舎として転用するなど三十数課にのぼる部局を極度に分散、全国的にも老朽庁舎として知られたほど」だったというが、それから50年。半世紀前の「新庁舎」も今では老朽庁舎となっていた。そして今ここに、耐震、市民サービス向上、高度情報化、バリアフリー、環境、協働など時代に即した多くの機能を備え、現代の最新建築技術による新世紀の庁舎が完成した。

 新庁舎は地上8階地下2階。全体の工事は2期に分けられており、今回完成したのは1期工事(2期工事は平成26年8月〜平成29年3月)で、2期工事の完成をもって新庁舎全体の建設は完了となる。総事業費は全体で約139億円(国の負担は約14億円)。
3つのコンセプト
 「自治の基本に立ったまちづくりの拠点」として計画された新庁舎には、具現化すべき3つのコンセプトが掲げられている。1つ目のコンセプトは「公園のような庁舎」。周辺の公園と連続した環境を活かし、内部と外部が連続した開放的な空間とすることで、様々な情報や交流を結ぶ場として誰もが親しみ気軽に訪れることができる公園のような庁舎を目指す。
 2つ目は「サスティナブル建築」。長く使い続けられる(サスティナブル)耐久性と防災拠点としての安全性、利用変化に柔軟に対応できる自在性、維持管理の容易性など総合的に高いレベルの庁舎機能が長く維持できる建築を目指す。
 3つ目は「高いレベルのグリーン庁舎」。自然環境と共生する工夫(屋上緑化、自然通風、雨水利用等)や省エネ化(太陽光発電、日射遮蔽のバルコニー、照明のLED化等)により、環境負荷の低減に配慮した環境保全対策の規範となる官庁施設を目指す、といった以上のコンセプトで建てられた。
見どころ沢山、まずは自分の目で
 さすが現代の建築技術で作られた最新建築物だけあって、新庁舎の見どころは多い。ガラス張りから光が差し込むロビーや多目的スペース。1階中央から屋上階までつながる吹き抜け、映画やTVドラマで出てくるような災害対策本部(通常は会議室)、セキュリティー強化された市長室、スタイリッシュにデザインされた議場など。
 そのほかにも利用する市民のため、分かりやすく窓口がエリア毎に色分けされていたり、市民と職員が協働できる「コミュニティラウンジ」が設けられたり、税務署の合築(2期)やエスカレーター設置(2期)など、至る所で市民サービス向上が図られている。
 また、現庁舎1階市民ホールにあった銅板のレリーフが議場や市長室に取り付けられていたりと「旧庁舎」の想いを受け継ぐ部分もある。
 一見、大企業のオフィスビルかと錯覚してしまうほどの新庁舎だが、全ては市民のためのもの。いつでも行けるが、いつも行きたくなるような存在となるのだろうか――。まずは8日の見学会で、新世代の建築物を体感できる。
市民見学会 6/8(日)13時~16時(受付15時30分まで)。参加自由。問い合わせは庁舎管理課 ☎21-9608
この記事は湘南ケーブルテレビ局(SCN)との共同企画で取材を行いました。取材の模様や新庁舎の見どころは同局で放送中の「情報カフェ!湘南館ワイド」でご覧になれます。
当日の取材の模様は湘南チャンネル(CATV002ch)「情報カフェ!湘南館ワイド」で6/9(月)まで放送中(12時~12時40分、19時~19時40分ほか)。

タグ
facebookシェア twitterシェア lineで送る
オンラインマガジン

湘南ローカル情報を日々更新中!

いますぐ使える 最新クーポン

色々な所で使えるお得なクーポンを発行中!

その他のクーポンをもっと見る
湘南ジャーナルDB 湘南のお店情報をまとめて掲載!
湘南ジャーナル まちナビ 最新情報

湘南のお店情報をまとめて掲載!

スタッフブログ

編集部情報を毎週更新でお届けします。

運営からのお知らせ

PAGE TOP