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ヘッドライン |2014.06.20

大磯市(いち)からセレクトショップ誕生「つきやま」21日に開店

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 「大磯全体を市(いち)にしよう!」というコンセプトで毎月第3日曜日に開催される大磯市。回を重ねるごとに成長を重ね、すっかり町に定着した民間マーケットから、セレクトショップが誕生する。大磯市出店者の商品が集まる店舗の名前は「つきやま」。駅からほど近く、いかにも大磯らしい路地に佇む、昭和レトロを絵に描いた様な古民家を改装して今月21日から営業をはじめる。数十年前には同名の居酒屋として吉田 茂の番記者らが通った歴史もあるというこの場所で、市のコンセプトの実現に向け、新たな試みが始まろうとしている。

 大磯市には元々、市への出店を大磯町で恒常的に店舗を構えるためのテストの場としてほしいという想いがあった。だが出店者は趣味の延長の人からセミプロ・プロまで幅広く、全員が出店を望んでいる訳ではない。ゼロから店舗を立ち上げるとなれば長期的な展望も必要で、実現に至らないケースがほとんどだった。大磯市セレクトショップ「つきやま」構想は個別の店舗が出せないのであれば作品が集まる店舗をつくってしまおうとスタート。まずは20人ほどのアーティストの作品が店頭に並ぶことになる。作家らの反応は上々で店舗への出品者ももう少し増えそうだという。
シェアオフィスとして
 とはいえ結局のところ、コストが発生しないわけではない。物件の家賃、店を管理する人件費、その全てを市の実行委で賄うのも難しい。そこでアーティストに店の管理をまかせ、同時に自身の活動拠点としてオフィスやアトリエとしてもらうシェアオフィスを店舗に併設することを決めた。活版印刷などを手がけるAUI-AŌ Designの佐藤一樹さんは当面の管理人となるうちの1人。創作活動を生業とする人にとってはオフィスの有無が信頼に繋がることもあり、ちょうど自身の事業所を探しているところに話を持ちかけられた。佐藤さんをはじめ3人のクリエイターはオフィスとして、アトリエとして、ギャラリーとして店を使いつつ、接客などの店舗管理を行う予定だ。
ショップが描く未来
 佐藤さんは1人のクリエイターとして「ワークショップや個展などの企画で外からの人を呼びたい」と展望を語る。一介の店舗という以上に価値を高めることで大磯カルチャーの発信源にしたい考えだ。一方で店舗のオーナーである大磯町商工会の重田照夫会長は「『つきやま』のように古い住居・店舗を空き家にしているオーナーは町内に多い、そういった場所の再生モデルになれば」と話す。話の原点である恒常的な店舗を持つための選択肢の1つとして「つきやまスタイル」を提示したい狙いだ。そしてその先には「ミナト」以外に「マチナカ」が活気づくことで大磯市の想いを実現したいという展望もある。
 大磯市から生まれた変化は大磯町をどう変えるか。今後の動きにも注目したい。
つきやま
住所:大磯町大磯1156
営業時間:11時〜17時
定休日:毎週月曜

問い合わせ:https://www.facebook.com/tsukiyama

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