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コネクト |2014.11.07

コネクト:工場外へ広がる「YOKOHAMA千年の杜」 横浜ゴム平塚製造所 鍋島和彦所長代理に聞く

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 浜ゴムが行っている「エコ」を考えるイベント「第6回Think Ecoひらつか2014」が15日に開催される(詳細は下記)。横浜ゴムが考える「エコ」とはどんなものなのか。その活動の先に見据えるものは。平塚製造所の鍋島和彦所長代理に話を聞いた。
 そもそもこういったイベントはいわゆる企業祭であり、製品や活動をPRする場所だ。だが同社の場合は、このイベントを通して地域住民や従業員家族に環境問題や自然に関心を持ってもらい、環境について考える場にしたいという想いがある。鍋島さんも「より多くの地域の方にご来場いただきたいと意識し始めた」という。そのため物販だけでなく、草木染めや紙すきなどの環境に関わるブースを多数出店するのが特色の1つでもある。環境貢献に取り組むにあたり、二酸化炭素排出量削減を進め再資源化率100%を達成した。そして今、横浜ゴムが取り組むのはその先の未来への活動だ。
 同社が進める環境貢献活動で核になるのが「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトだ。これは平塚製造所から始まった植樹の取り組みでこれまでに30数万本を植えてきた実績がある。と同時に近年では工場内の緑化を進めるだけでなく外にも目を向けている。金目川水系の地下水を取水して使用している平塚製造所では、こうした自然の恩恵に対する恩返しを、と考え金目川水系の生物多様性保全活動に着手しはじめている。これまでに部課長級約100名が金目川に行き、鳥類・植生・水生生物・水質などの視点から金目川のモニタリング調査を行ってきた。こうした取り組みの中で、NPO法人や東海大学との繋がりが生まれ環境貢献の活動も広がりを見せはじめた。イベントでもこういった団体が環境問題を考えるブースを提供する。また、これらの活動を報告する場として「生物多様性座談会(12時よりゲストハウスにて)」が企画されている。ある意味ではこれこそがイベントを象徴するようなものだ。
 「面白い記録があって」と鍋島さん。「平塚市が平成19年に発表した『市民意向調査結果』の中で定住意向を尋ねた結果があるのですが住み続けたいと答えた人たちの理由で一番多いのが『自然環境が良い』というものなんです」。人口25万人を超える都市でありながらその自然環境に親しみを感じる住民は多い。それだけに「模索してる途中ですが平塚全体で考えたときにできることはまだまだある。」と力強く語る。今後は大学やNPO法人だけでなく、様々な団体、さらには市や県といった行政とも連携して成果を生みたいと考えている。
 工場の中にとどまらず外に向かって緑を守る活動を広げている同社の目標は大きい。鍋島さん自身も真っ直ぐに未来を見据える。「環境貢献企業として地域をリードする事業所でありたい」と。

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