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ニュース |2016.07.22

平塚八幡宮に貴乃花の優勝額 縁あって、吉野元市長が奉納

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0722 2面 貴乃花優勝額 今から20年前の大相撲9月場所で優勝した貴乃花の「優勝額」が今月14日、平塚八幡宮に奉納された。なぜ貴乃花の優勝額が平塚に、そして今、奉納されたのか。
 奉納者は平塚市の第17代・18代市長(平成7年4月30日~15年4月29日)を務めた吉野稜威雄氏(75)。経緯としては、同氏が市長在任中、平成16年に完成する「ひらつかアリーナ」の建設にあたり、何か象徴的なものを飾ろうという話の中で「スポーツ施設なので国技である相撲の優勝額はどうか」「せっかくなら名横綱・貴乃花の全勝優勝のものを」と案が上がった。そこで同氏の縁で、先代の貴ノ花に依頼し快諾を得て、その後本人にも直接会って挨拶を交わし、譲り受けたという。
 だがアリーナの完成前に同氏の任期が満了となり市長職はバトンタッチとなる。いざ竣工してみるとアリーナでは「重くて飾れない」との理由から掲出されず、優勝額は行き場を失い、博物館の倉庫で長らく眠ることとなった。なお特に書面を交わして譲り受けたものではないことから、所有者は「市」ではなく、「不明」のままだった。
 それから20年の時を経て、貴乃花親方は巡業部長に就任し、今夏の巡業(入場は関係者のみ)で平塚市内を訪れる。「その際『自分の優勝額がアリーナに飾ってあるはずだ』となって『実は飾っていません』となるのは無礼な話」と同氏は考え、平塚八幡宮へ打診し、今回の奉納が実現した。
 縦3.17m横2.28m約80kg。同神社の参集殿1階と2階を繋ぐ階段の踊り場に掲げられたその優勝額は、貴乃花が全勝優勝を果たした4回のうちの最後のもの。同氏は「相撲は神事とゆかりある日本の伝統文化。そして簡単にできる身近なスポーツでもあります。ここ平塚八幡宮でこの名横綱の優勝額を見て、相撲に対する理解を深めていってほしい」と笑顔を見せていた。
 なお見学は自由だが、誰でも入れる場所ではないため、希望者は社務所で申し出を。
◇平塚八幡宮☎︎23-3315
【写真】奉納した優勝額の前で笑顔を見せる吉野氏

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