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コネクト |2017.02.03

コネクト:ご存知ですか? 花き日持ち品質管理認証 県内のバラ農家で唯一取得 大沢園芸

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0203 コネクトバラ
 バラのまちとして名高い平塚だが普段バラを買うことはあるだろうか? 花が好きで日頃から家に飾る人もいれば、ちょっとハードルが高いと思う人もいるだろう。花を買うときに気になることといえば日持ちの問題。せっかく買うのなら長く楽しみたい。一方で生花は生き物なので限りがあるのも事実だ。そんな花の日持ちについての認証制度「花き日持ち品質管理認証」をご存知だろうか? 県内で唯一同認証を取得しているバラ農家の大沢園芸(平塚市片岡)の大沢知明さんに話を聞いた。

 同認証は花きに携わる個人や団体を対象に、花きの日持ち性向上対策がなされている申請者に認証を授与し、花き業界全体の日持ち性向上に対する意識を高めるとともに、一般消費者へも花きの品質をアピールして消費拡大を目指すことを目的に始まった。「生産部門」「流通部門」「小売部門」の3部門に分かれており、取得すると出荷箱やポスター、名刺などに認証マークを使用できるようになる。
 認証制度は、「バラは日持ちしない」という一般消費者のイメージが強く、業界内でも「分かってはいるのでなんとかしなければ」というタイミングで始まったという。「自分たちで『日持ちします』とアピールするだけでなく、第三者の目で見てもらって説得力を持ちたかった」と大沢さんは話す。認証は検査員によるチェックによって行われる。ハウス内や作業場が綺麗に掃除されているかや収穫後の花の管理が適切かなど、20ほどの審査項目をクリアすると晴れて認証を受けることができる。
 大沢さん自身、元々はサラリーマンで2008年から家業を継ごうとバラ作りに携わるようになった。最初は淡々と父の仕事を手伝っていたそうだが、その後のリーマンショックで重油の値段があがり、経営が逼迫した際に「もっと自分で考えてバラ作りをしよう」と経営も含めてバラ作りに情熱を傾ける様になっていった。「認証されるために何かを頑張った、というよりは自分が日々、バラと向きあってやってきたことが取得に繋がった」のだという。今では『大沢園芸のバラがいい』と指名してくれる小売店もあるそうで「それでまた頑張ろうと思える」と大沢さんは気を引き締める。

 だが「一般消費者はもとより業界内でも認知度がまだ低い」と大沢さん。もちろん認証を取得していない農家や小売店のものは日持ちしないというわけでは決してない。とはいえ1つの目安として、例えば近く訪れるバレンタインなどに花を贈ることを考えている人は参考にしてみてはどうだろうか。
0203 コネクトバラマーク

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