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ヘッドライン |2018.12.08

見附台整備の優先交渉権決まる22日(土)、26日(水)に市民向け説明会を開催

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メイン_01_外観パース(事業対象地全体)
平塚市は先月29日、(仮称)新文化センターの建設を中心とした「見附台周辺地区整備・管理運営事業(A・Cブロック)」について、大和情報サービス株式会社を代表企業とするグループを最優秀提案に決定した。市民センター大ホールの閉鎖から3年。2022年3月のオープンを目指し、開発が本格的に動き出す。
今年7月13日に募集要項や要求水準書等を公表した事業者募集には2グループからの応募があった。学識経験者等の外部委員などにより構成する選定委員会での審査を経て優先交渉権者は決定された。最優秀提案グループは大和情報サービス株式会社を代表企業に、設計・建設に清水建設株式会社、設計に株式会社安井建築設計事務所東京事務所、建設(造園)・維持管理に湘南造園株式会社、建設(建築)に株式会社エス・ケイ・ディ、維持管理・運営に株式会社神奈川共立、維持管理に日本管財株式会社、運営に株式会社シアターワークショップが名を連ねる。審査内容の詳細は12月中に公表されるという。
コンセプトは「ひらつかみっけ」
 事業コンセプトには見附台の名をもじった「ひらつかみっけ」が挙げられた。(仮称)新文化センターを「みっけホール」、見附台公園、緑地を「みっけパーク」、余剰地活用事業を「みっけダイニング」と名打ち、これらの事業が一体となった相乗効果を狙う。年間を通して「いつも何かやっている」事業展開や、まちに新たな賑わいを生む年間4大フェスティバルなどを提案していくという。
 施設概要に目を向けたい。現在の見附台広場の東側に建設される新センターは最大1,210席の大ホールや、建屋内外をシームレスに繋ぐ多目的ホールを有する。西側は見附台公園として整備され、イベントや有事の際の防災拠点に使われる。現在のセンター跡地には1階層のカフェ、飲食店舗が、錦町駐車場跡地には2階建ての生活関連店舗が建設予定だ。提案の中で「生鮮食品、日用品の調達が容易化」や「災害時の物資提供」との文言があることからスーパーマーケットが入るとみられる。
 中心街との連携も視野に入る。これまで中心街をメインにしていたイベントのサテライト会場としてセンターを利用する、あるいはセンター発信のイベントを中心街側にもっていくなど、運営に関してのアイディアを積極的に発信していきたい考えだ。
市民の意見は
 制度上、事業者は行政の要件を満たしていれば自由な開発ができる。だがそれにより作られるものは本当に市民が必要とし、意見を反映したものなのか、たびたび議論の的になってきた。商工会議所では地元の声を集約し、聞いてもらえる場面を作ろうと早くから訴え続けてきたという。
そこで今回は、優先交渉権者決定後に市民向けの説明会が開かれる。落合克宏平塚市長、常盤卓嗣商工会議所会頭もこれを「平塚方式」とし民間活力を活用する事業の新しい形として期待をかける。一方で事業者側も「設計段階から市民と設計・運営者と一緒に考えて作るプログラム」を施設のコンセプトの1つとして挙げ「市民の意見を吸い上げていきたい」という意向を持っているという。説明会の日程は今月22日(土)と26日(水)の2日間。運用などは別にして、一旦建設が始まってしまえば施設自体を変えることは難しい。より地域に密着し、多くの価値を生む施設にするために声をあげる事実上最後のチャンスであるともいえる。

今後のスケジュール
2018年12月  地元向け説明会、市民説明会(22日、26日)、基本協定の締結

2019年1月  基本契約、施設整備仮契約、指定管理者基本協定締結

2019年3月  施設整備契約、指定管理者の指定に関する議会の議決

2019年4月〜  設計・建設

2022年3月  供用開始
市民説明会
日 時:12月22日(土)14時〜15時30分
    12月26日(水)19時30分〜21時
会 場:平塚市教育会館(浅間町12-41)
出席者:都市整備課、文化・交流課、
    事業提案者(予定)
問い合わせ:都市整備課 ☎︎21-8783
目前に迫る大規模開発
会頭の考えとは?

 1207 2面見附台キリヌキ色々な人と話をして、相当期待値が高いのを感じています。それらの声を届けたいという考えは行政に聞いてもらい、パブリックコメント以外でも話を聞く機会を設けてもらいました。優先交渉権者の決定後も、そういった場を設けてもらえることは非常にありがたいことです。
 大事なのは多くの市民が使ってくれることだと考えています。言い換えると施設の稼働率は非常に重要。そういった意味で大和市の「文化創造拠点シリウス」はとても参考になる施設でした。図書館を中心にホールや子ども向け施設、生涯学習センターなど複合的な施設になっていて、人の動きの中心になっている。午前中はシニア世代が、午後は子育て世代が、夜間は学生などの若者が利用者の中心になっていて、常に何かが動いている状況でした。
 シリウスは中に入っている施設ももちろんですが、何より素晴らしいのは行政や地元がしっかりと自分たちに何が必要なのかを勉強し、検討して事業者に意見を言っている点です。もちろんレクチャーなどはありますが選定委員は必ずしも平塚の現状をよく知っている人とは限らない。文化の拠点として長く使うものですから多くの地域住民に愛されるものになってほしいですね。
平塚商工会議所 常盤卓嗣会頭

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