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ニュース |2020.04.17

湘南ひらつか七夕まつりが初の中止を決定「第70回」は来年に延期 新型コロナ影響受け

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会見

 湘南ひらつか七夕まつり実行委員会(福澤正人委員長)は2日、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、今年7月3日〜5日に開催を予定していた七夕まつりを中止することを発表した。約70年の歴史の中で、中止は初めてのこと。臨時の実行委員会開催後に会見を開き、苦しい胸の内を明かした。
 実行委員会では、新型コロナについて感染拡大の収束が見通せず、不特定多数が来場し、飲食を伴う大規模なイベントである点、近年は開催3日間で150万人ほどの来場者が訪れ、密集する環境になりうる点などから、感染を拡大・再燃させるリスクがあると判断した。
 落合克宏市長は「今回第70回という節目の回を盛大に開催したいと考えていたが、コロナにより大きな影響がでている。まつりを安心安全に開催するためには中止にせざるを得ない。感染拡大防止に取り組み、来年改めて開催できるように努めたい」とコメント。福澤委員長は「安心安全を考えると難しい。苦渋の決断だった」、平塚商工会議所の常盤卓嗣会頭は「いろいろな思いはあると思うが1日も早い収束を願うとともに、来年に向けて準備したい」と無念さをにじませた。一方で実行委員会では「『来年に向けて、より一層いい七夕にしていこう』という建設的な意見も多かった」という。
 七夕に関連する各種イベントも原則中止となる。飾りのコンテストや、湘南ひらつか七夕織り姫の決定も行なわれない。だが、例年飾りを掲出している団体のなかには「こういう世相だからこそ、なにか元気になるようなことをしたい」と考えはじめたグループもある。
 戦後復興期の1951年に初開催された七夕まつりは、開催を重ねるごとに規模を大きくしていき、来場者数は延べ360万人以上を記録したこともある(5日間開催時)。過去にも地元商店街との折り合いや、東日本大震災など、一時的に中止を決定することはあったが、「伝統が潰えてはいけない」と何らかの形で開催にこぎつけてきた。

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