「巣ごもり熱中症」にご用心
コロナ対策との兼ね合いも
長梅雨の7月までとは一転、連日30度以上の日々が続く夏本番に入り、熱中症の危険が高まっている。今年は新型コロナウイルスの影響もあり、生活スタイルが変化したという人も多い。平塚市と健康増進に関する包括連携協定を締結する大塚製薬株式会社では、今年の夏ならではの「巣ごもり熱中症」への注意を呼びかけている。
「巣ごもり熱中症」とは巣ごもり生活で暑さに慣れていないために引き起こされる熱中症のこと。もともと、屋内であっても熱中症になる危険性は指摘されていたが、今年は外出自粛により汗を上手にかくことができず、体に熱がこもりやすくなっているため例年以上の注意が必要だ。また、テレワークなどで外に出ることが少なくなった人に対しては、久しぶりの外出時に体が順応しないことによる熱中症のリスクもある。特に高齢者は加齢により身体感覚機能が低下することで発汗量が減ったり、暑さや喉の渇きを感じにくくなる。暑さに強い体づくり、こまめな水分と電解質の補給、暑さを避ける工夫などが必要になる。
「新しい生活様式」下における、熱中症予防と感染症対策の両立も重要だ。外出時にマスクを着用することはもはや生活の一部になってきているが、環境省のリーフレットなどによると「屋外で人と十分な距離(2m以上)を確保できる場合」には適宜マスクを外すことも大切だという。同時にマスク着用時には激しい運動を避ける、のどが乾いていなくてもこまめに水分補給をするなどを心がけたい。また、室内の換気も重要だ。一般的な家庭用エアコンは室内の空気を循環させるだけのため、窓とドアなど2カ所を開け、扇風機や換気扇と併用して換気をする必要がある。このとき、エアコンを止める必要はないという。
平塚市健康課では「『見える化』することも大事。すぐに手に取れるような場所に飲み物を置いたり、室温がわかるようにしておくといい」という。室内の換気を行なうと、エアコンの設定温度以上に室温は上がる。仮に設定温度を28℃とすると、実際の室温は30℃を超えることもある。熱中症対策と感染症対策を両立させ、健康で快適な暮らしができるようにしたい。
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