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ニュース |2020.10.27

分身ロボット「OriHime」に会いに来て!
外出困難者の就労を支援

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 脊髄性筋萎縮症(SMA)、筋萎縮性側索硬化症(ALS)といった、外出が困難な障害のある人の就労を支援する分身ロボット「OriHime」が、10月26日から平塚市役所1階の福祉ショップ「ありがとう」に登場している。

 OriHimeは神奈川県と共生社会実現などに関する連携協定を締結している株式会社オリィ研究所が制作したロボット型の通信装置。ネットワークを介し、スマートフォンアプリなどで操作ができるため、移動が困難な障害があっても在宅勤務ができる可能性を探るとして、9月28日から神奈川県庁新庁舎1階ロビーでテスト設置されていた。県庁では来庁者へのアルコール消毒の呼びかけなどをし、日に約10人ほどと会話をするなどしてきた。平塚では26日から2週間あまり、平日の13時30分から14時30分までの1時間、来庁者への声かけや、「ともに生きる社会 かながわ憲章」の説明や憲章グッズの案内などを行なう。

 OriHimeのパイロットには、勤務地の制限がない。26日のパイロット“ふ〜ちゃん”は島根県在住。少しずつ筋力が衰えていくSMAの患者で、普段は車イスを使い、介助なしでの移動は難しいという。2年ほど前に「分身ロボットカフェ」というイベントに参加したことをきっかけにOriHimeのパイロットになった。

 「仕事を求めても選択肢が狭く、軽作業しかなかったり、賃金が安かったりと仕事選びに絶望していたタイミングだった」と当時を振り返る。「OriHimeで話しかけると、最初はみなさんびっくりしますね」と笑うとともに、「急いでいる人に的確にアナウンスするのは難しいこともありますが、OriHimeを設置してくれる場所が増えれば働くチャンスも増える。この試作が、働きたいけど働けない人たちの、受け皿になればと思う」と期待を込めた。

 県の担当者も「テレビ電話などと違い、ロボットを介すことで本当にその場にいるような気分になる。県の非常勤任用につなげていけるように検討していきたい」と話していた。

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