龍城ケ丘ゾーン整備事業で意見交換会
一部規模縮小も反対の声は根強く
龍城ケ丘プール跡地とその周辺の公園整備事業について、平塚市は10月10日から14日にかけて意見交換会を開催した。行政担当者のほか、公園設計・管理・運営などを行なう平塚Seaside Park共同事業体の代表企業である積水ハウス株式会社の担当者も参加。5日間で4回、各回40人の定員で延べ84人が参加した。
意見交換は新型コロナウイルス対策を理由に、参加者を3〜4のグループに分けて実施された。市は「計画の是非を問うのではなく、より良い公園整備のための意見を出してほしい」としたが、参加者からは反発の声が漏れた。
市は改めて現在の計画について説明を行ない、これまで樹林保全を求める声が大きかったことから「プール跡地前の樹林保全」「BBQレストランの範囲縮小」「シーサイドテラスの位置見直し」を行なうと明かした。できる限り樹林を残し、海からの見え方に配慮するとしたが、樹林帯の全面保全を求める意見とは折り合わなかった。また、防災面を不安視する声、市の対応への不満の声も上がった。
東西の樹林帯に津波緩衝効果があるかについて、市は国土交通省の資料をもとに樹林による津波の緩衝効果は大きく期待できないとしたが、反対派住民からは異論が噴出。話し合いは平行線となった。
積水ハウスの担当者は、「いろいろな意見があるが、より良い公園ができることが第一。意見はしっかり受け止めて消化していきたい。参加していただいた方は、公園を利用するお客さまになる人。心配の種を1つずつつぶしていきたい」と話した。現在は週に一回程度のペースで平塚市行政との定例会を重ねているという。
今後は、今年3月から9月にかけて642人の市民から出た1,150件の意見に加え、今回の意見交換会の結果を踏まえ、計画を調整していく。2021年12月から工事を開始し、2022年12月ごろの供用開始を目指す。自治会単位への説明は今後も続けていくという。なお現在の計画については市のホームページで確認できる。
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/koen/page49_00057.html
【写真上】公園のイメージ模型
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