一足早く本屋さんに聞いた!
今、読んでほしい本はこれだ!
ついこの間まで暑かったのに、
もう秋たけなわ。
秋といえば食欲、スポーツ、芸術……と
いろいろあるけれど
忘れちゃいけないのが「読書の秋」!
今年の秋の夜長は、目くるめく
本の世界に飛び込んでみてはどうだろう。
今日の1冊はこれで決まり! 厳選! サクラ大賞2020
「本を読むっていっても、何を読めばいいの?」とお悩みのあなたのために、平塚の老舗書店「サクラ書店」の協力のもと、スタッフの皆さんにアンケートを実施!「書店員が実際に読んでおススメしたい!」1冊をご紹介
本を読むって何がいいの?
本を読むのはいいことだ──。よく耳にするフレーズだが、実際のところ読書にはどんな効果があるのだろうか?
論理的思考力が身につく、教養が高まる、創造力が磨かれる、実際には会えない人の考え方に触れられる……。出合う本によっては、一生を左右されることもあるだろう。大人だけでなく子どもにとっても、人生をより深く生きる力を身につけていく上で欠くことのできないものとして、文部科学省もその重要性を説いている。
また、読書にはストレス解消効果があるという研究も。イギリスのサセックス大学の研究によると、6分間の読書はストレスを68%も軽減させるという。散歩の42%、コーヒータイムの54%と比べても大きな数字だ。イギリスでは「ブビリオセラピー(読書療法)」として、本の処方箋がでることもあるとか。
読書習慣がない人が継続して本を読むためには、ハードルを徹底的に下げることが大切。最初は、通勤・通学の電車内でだけ本を読む、朝起きたら10分だけ読むなどで十分。読書が重荷になって、読書嫌いになっては元も子もない。手帳や読書アプリなどに記録するのもおすすめ。読んだ=“インプットした”内容を、記録する=“アウトプットする”ことでより深く情報を落とし込むことができる。
総務省統計局によると、2018年に出版された書籍の新刊数は約71,600冊。これだけあれば自分に合う本もきっと見つかるはずだ。秋の夜長のお供に、お気に入りの1冊を探してみたい。
サクラ書店スタッフに聞いた「今読んでほしい1冊」!
芥川賞、直木賞をはじめとする文学賞のなかでも、近年特に注目される「本屋大賞」。全国の書店員が実際に読んで「面白かった」「お客様にも薦めたい」「自分の店で売りたい」といった本を選ぶ同賞は、創設された2004年以来、毎年読書家の関心を集めている。例年4月に発表される本家本元の「本屋大賞」に先駆け、「サクラ書店」の協力のもと、とってもローカルに「今、本屋さんが読んでほしい本」が大集合! 文学に限らず、きっと読みたくなる1冊があるはず。
直木賞受賞の話題作!
少年と犬
馳星周
文藝春秋 1,600円(税別)
人生が動きだす!
サキの忘れ物
津村記久子
新潮社 1,400円(税別)
もはや社会現象!
鬼滅の刃(既刊22巻)
吾峠呼世晴
集英社 400円〜(税別)
お客さんはネコ!?
ネコノテパンヤ
作:高木さんご/絵:黒井 健
ひさかたチャイルド 1,300円(税別)
平塚にまつわる作品も!
梅澤美波1st写真集
夢の近く
講談社 1,800円(税別)
上野発、冥土行き寝台特急大河
〜食堂車で最期の夜を〜
二見書房 650円(税別)
こっそり教える 本屋さんのホンネ。
本に関するプロフェッショナル、書店員。本を愛する彼らの本音を聞いてみました。
Q.月に何冊ぐらいの本を読みますか? また、いくらぐらい書籍にお金を使いますか?
A.平均5冊、約3,516円
多くの人が3〜6冊程度と回答。多い人はなんと20〜30冊という猛者も……! そこまでではなくとも、週に1冊以上読むペースだとすると立派な趣味と言える。
Q.サクラ書店以外でよく足を運ぶ本屋はありますか?
A.有隣堂、ジュンク堂、蔦屋書店……etc.
多く上がったのが市内にも店舗をもつ有隣堂。「特に決まっていませんが、旅先などで本屋があれば入ります」という声も。
Q.本を読むときは紙派? 電子派?
A.紙派……約90%、電子派…約10%
大多数が紙派に。「ページをめくる感触、インクや印刷の匂いが好き」「読後の達成感」といった五感に訴えかけるような理由が多数。電子派の人からは「過去の作品が安く読めたりするのがいい」「普段読まないジャンルの本を試し読みするのに使う」といった意見も。
Q.サクラ書店のいいところを教えてください!
A.駅近、地元愛、地元に寄り添う品ぞろえ、心のこもった受注対応……etc.
さすが地元の老舗! 地域密着の声が店員の皆さんからも多く上がった。「地域の皆様の愛情によって支えられています!」とは店長の弁。
■取材協力
サクラ書店 ラスカ平塚店
TEL 0463-23-2751
住所 平塚市宝町1-1 ラスカ平塚5F
写真:山中基嘉
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