「香るルームシューズ」で良質な睡眠を
平塚市産業間連携ネットワークが新商品発売

　企業や団体、個人事業主の連携の場をつくり、新事業創出を目指す平塚市産業間連携ネットワークから新プロジェクトが誕生した。「生活の道具なべや」（紅谷町3−19）「株式会社アーバン」（馬入本町5−7）「株式会社日本カプセルプロダクツ」（大神3341−23）の３者による新ライフスタイルブランド「SLEEPFULL」では、第１弾商品として湘南平塚をイメージした香りで気分をリラックスさせる「SLEEPFULL SHOES」を12月７日から販売する。

　「SLEEPFULL SHOES」は、一見いたって普通のルームシューズ。だが、かかとを踏むバブーシュスタイルの裏地部分に、日本カプセルプロダクツが製造する、5～10ミクロンの香料マイクロカプセルが塗布されており、摩擦などでカプセルが割れるとアロマが香るようになっている。コロナ禍もあり、不安や恐怖でストレスを感じることも多い現代社会において、良質な睡眠が健康な心身を保つ上で重要と考えた３者が、よりよい睡眠準備につながるような生活用品を開発できないかと考え、ブランドと商品が生まれた。

　自然豊かな湘南平塚をイメージしたという香りはサイプレス、クローブ、ユーカリ、ロサリナなどをブレンドしたウッディ系。香りは商品の１番の「売り」になる部分だけに、10種ほどのサンプルから関係者らで検討を重ね選定した。湘南の海をイメージしたマリン系も候補にはあったが、睡眠前の準備というコンセプトから、まるで森の中にいるような清涼感がありながらも落ち着いた香りを選んだという。

　多種多様な生活雑貨を販売する「生活の道具なべや」では、販売品目のなかでもルームシューズやスリッパ類が人気商品。同店の升水宏樹さんは「コロナ禍で家にいる時間も増えたと思うんですが、同時にライフスタイルが変化することでのストレスもあると思う。就寝前の１時間、リラックスする時間をもつような新しいライフスタイルを提案したい」と話す。主な購入層は50代以上の主婦層だそうだが、これを機に30代～40代の若い世代にも訴求していきたい狙いだ。

　価格は3,190円（税込）で、12月７日（月）からなべやで販売される。サイズ展開は約24.5cmのワンサイズのみ。オリジナル巾着袋も付くのでクリスマスプレゼントにもオススメだ。ルームシューズとしては安い価格帯ではないが、国内生産の１足は包み込まれるような履き心地を実現しており、香りを抜きにしてもクオリティの高さには自信をのぞかせる。12月14日（月）からはweb販売も予定しているが、80足限定のため、早めのチェックがオススメだ。詳細はなべやホームページ（http://www.e-nabeya.com/）またはプロジェクトのインスタグラム（https://www.instagram.com/sleepfull.project/）で。

新ブランドのメンバー。中央が升水さん