東海道の古今ロマンを再発見!
そうだ、地元を旅しよう!
旅気分は地元でだって味わえるもの。
身近な景色の中にも、きっと驚きや発見があるはず。
たとえば、この写真を見て「まさに葛飾北斎!」と驚いた人もいるんじゃない?
海や富士山は身近な景色だけど、歴史を感じられたりするとひと味違う。
というわけで、古今を感じる東海道の旅はいかが?
トップ写真/U-SKE
取材・文/満山雅人
改めて知っておきたい 変わりゆく平塚宿の今とは?
平塚宿といえばご近所だけど、近場ゆえにじっくり歩くということも少ないのかも。だが、近場とはいえ、石碑などを見てまわるだけでも、歴史を感じられるし、再発見があったり旅気分が出るもの。このご時世だし、ちょっと遠出するのは不安という人も多いはず。であれば、これを機会に近場で手軽に旅気分に浸るのもいい。
というわけで、ここでちょっとおさらい。この平塚宿は東海道五十三次で7番目の宿場町。最盛期には、2,000人もの人口と、54軒の旅籠屋(はたごや)を抱えた宿。平塚は古くより、東海道から奥州道、八王子通りなどへの分岐点で、相模各地からの物資や人の交流が盛んだったこともあり、交通の要所として栄えてきた。平塚宿は江戸方より十八軒町、二十四軒町、東仲町、西仲町、柳町の5町から構成されている。このうち、二十四軒町は加宿平塚新宿から二十四軒が移住して、この名前がついたといわれている。町の大きさは諸説あるが、東西に約1.5キロあったといわれ、松林に囲まれた自然豊かな場所に多くの人が住んでいた。宿以外にも、酒屋や蕎麦屋などいろいろな商売をするお店が並んでいて、家は200軒ほどもあったという。さらに平塚新宿が加宿され大いににぎわった。現在も平塚宿にはその跡がしのばれる史跡や石碑を目にすることができる。
これからさらに変化していきそうな平塚宿の跡。残る史跡とともに、今こそ歴史ロマンを感じてみて!
錦絵から見た平塚、ここはどこ?
江戸時代、庶民にも人気の高かった名所絵。今ほど自由に観光旅行に行くことができなかった庶民も、浮世絵に描かれる名所を眺めながら擬似旅行体験をしていたのかも。平塚宿周辺にも歌川広重や葛飾北斎などが描いた絵がたくさん。この絵を見て、どこの辺りかわかりますか? ちなみに紹介した錦絵のはがきは一般社団法人平塚市観光協会で販売中。
資料提供/一般社団法人 平塚市観光協会
HIRATSUKA MAP
1 平塚宿の碑
2 薬師院
3 春日神社
4 教善寺
5 平塚の塚
6 西組問屋場跡
7 要法寺
8 本陣旧跡
9 脇本陣跡
10 江戸見附の跡
名物の甘味をぶらり食べ歩き!
この周辺には歴史のある老舗の和菓子屋などが多い。平塚宿をブラブラするなら、甘味を食べ歩きというのもおすすめ。地元で愛される洋菓子店や、新しくできた店などもチェックしてほしい。
A 菓匠 友月堂
B カンパーニュ 平塚本店
C 安栄堂菓子舗
D キラク菓子店
E かわさきや
F 平塚 中村屋
G ドミネジョワ
東海道本通り線等景観整備の計画
見附台周辺地区では、ひらしん平塚文化芸術ホール等の整備が進められているのはご存知かと。その地区へのメインルートでもある東海道本通り線沿い(市民プラザ前交差点から見附台周辺地区までの区間)も整備予定。市民センター前歩道橋を撤去に向け協議されていたり、電線地中化が考えられているので、高麗山の眺望も見通しがよくなるのかも。より平塚宿に思いをはせられるよう、サイン等の充実なども考慮されている。さらに、ベンチの設備も予定されているので平塚宿を散策するにもありがたい。にぎわいや歴史もさらに魅力アップするはず!?
※平塚市観光協会に設置しているパンフレット等に基づいて制作しましたが、史実や内容は諸説あります。
※地図はイメージであり、実際とは異なりますことをご了承ください。
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