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ヘッドライン |2020.12.09

東海道の古今ロマンを再発見!
そうだ、地元を旅しよう!

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旅気分は地元でだって味わえるもの。
身近な景色の中にも、きっと驚きや発見があるはず。
たとえば、この写真を見て「まさに葛飾北斎!」と驚いた人もいるんじゃない?
海や富士山は身近な景色だけど、歴史を感じられたりするとひと味違う。
というわけで、古今を感じる東海道の旅はいかが?

トップ写真/U-SKE
取材・文/満山雅人

改めて知っておきたい 変わりゆく平塚宿の今とは?

 平塚宿といえばご近所だけど、近場ゆえにじっくり歩くということも少ないのかも。だが、近場とはいえ、石碑などを見てまわるだけでも、歴史を感じられるし、再発見があったり旅気分が出るもの。このご時世だし、ちょっと遠出するのは不安という人も多いはず。であれば、これを機会に近場で手軽に旅気分に浸るのもいい。
 というわけで、ここでちょっとおさらい。この平塚宿は東海道五十三次で7番目の宿場町。最盛期には、2,000人もの人口と、54軒の旅籠屋(はたごや)を抱えた宿。平塚は古くより、東海道から奥州道、八王子通りなどへの分岐点で、相模各地からの物資や人の交流が盛んだったこともあり、交通の要所として栄えてきた。平塚宿は江戸方より十八軒町、二十四軒町、東仲町、西仲町、柳町の5町から構成されている。このうち、二十四軒町は加宿平塚新宿から二十四軒が移住して、この名前がついたといわれている。町の大きさは諸説あるが、東西に約1.5キロあったといわれ、松林に囲まれた自然豊かな場所に多くの人が住んでいた。宿以外にも、酒屋や蕎麦屋などいろいろな商売をするお店が並んでいて、家は200軒ほどもあったという。さらに平塚新宿が加宿され大いににぎわった。現在も平塚宿にはその跡がしのばれる史跡や石碑を目にすることができる。
 これからさらに変化していきそうな平塚宿の跡。残る史跡とともに、今こそ歴史ロマンを感じてみて!

 

錦絵から見た平塚、ここはどこ?

 江戸時代、庶民にも人気の高かった名所絵。今ほど自由に観光旅行に行くことができなかった庶民も、浮世絵に描かれる名所を眺めながら擬似旅行体験をしていたのかも。平塚宿周辺にも歌川広重や葛飾北斎などが描いた絵がたくさん。この絵を見て、どこの辺りかわかりますか? ちなみに紹介した錦絵のはがきは一般社団法人平塚市観光協会で販売中。
資料提供/一般社団法人 平塚市観光協会

こちらは有名な保永堂版といわれるもので、天保4年に初代歌川広重が描いた東海道五十三次之内平塚・縄手道。縄手道とは平塚宿の西の外れの田圃道のこと

 

人物東海道といわれるもので、平塚宿と大磯宿の間にある古花水橋を渡る2人の旅の女性をモチーフに描かれている。安政元年の作品

 

平塚宿西の見附“京方見附”の外にある掛茶屋が描かれている。そこで休息している旅人や、かっぱ姿の男性などが往来する姿は印象的

 

文久3年の14代将軍徳川家茂上洛の際、平塚宿西の宿外れを大磯宿へ向かう幕府の鉄砲隊が通過している図。慶応元年、歌川芳年作

 

北斎の傑作、富嶽三十六景相州仲原の富士。仲原は平塚市中原とされていて、中原御殿も忘れちゃいけない。庶民が生き生きと描かれているのは興味深い

 

浅間町にある平塚八幡宮の大門にある鳥居前東海道。ちなみに2021年元日も国道1号を渡れる“表参道が復活”を予定している

 

異体隷書東海道といわれるもので、平塚の図は平塚新宿と馬入村間の馬入松原の街道風景を描いたものになっている。嘉永前期、初代歌川広重の作品

 

御上洛東海道と呼ばれる続絵で文久3年作。14代将軍、徳川家茂の京都への道中図で、こちらは馬入川を渡るところが描かれている

 

江戸時代に流行した狂歌を画中に添えた、歌川広重の“狂歌入東海道続絵”。「大磯へいそぐ駅路のすずのねにいさむ馬入の渡し船かな」とある

 

HIRATSUKA MAP

1 平塚宿の碑

宿場の西の入り口であった京方見附は、先人たちのいい伝えや歴史資料等によりこの石碑の辺りにあったものと思われる

2 薬師院

弘法大師が地面をついたところ、清水が湧き出たという故事があり、その地に建立されたことから“清水の寺”とも呼ばれている

3 春日神社

平塚本宿の鎮守で1191年に源頼朝が勧請(かんじょう)。もとは“黒部宮”といい、海岸近くにあったが津波の被害で移ったといわれている

4 教善寺

本尊の聖観世音立像は、祈願すると眼病平癒に効果ありといわれている。ちなみに「ドミネジョワ」は住職末弟のケーキ屋

5 平塚の塚

桓武天皇の孫である平政子がこの地で亡くなったため塚が作られ、それが平らになり平塚と呼ばれるようになったといわれている

6 西組問屋場跡

伝馬(てんま)制度がはじまった時に置かれた平塚宿の問屋場。参勤交代で往来が多くなり、後に東組問屋跡も設立されたという

7 要法寺

敷地内に所狭しと咲く蓮の花が印象的なお寺。ちなみに蓮の花は毎年7月半ばに見頃を迎え、8月初旬まで楽しめる

8 本陣旧跡

当時本陣は総ケヤキ造りの豪華なものだったと伝えられている。門は乗馬したまま出入りができるよう高くなっていたそう

9 脇本陣跡

本陣の予備的施設で宿内唯一の脇本陣。天保年間に、西仲町にあった脇本陣が二十四軒町北側の地に移ったとされる

10 江戸見附の跡

街道の東の入り口にあった江戸見附。見附とは城門の見張所の意味で、宿場町の東と西の両端にはこれが設けられていた

名物の甘味をぶらり食べ歩き!

 この周辺には歴史のある老舗の和菓子屋などが多い。平塚宿をブラブラするなら、甘味を食べ歩きというのもおすすめ。地元で愛される洋菓子店や、新しくできた店などもチェックしてほしい。

A 菓匠 友月堂

ふっくら“湘南バターどらやき”が人気
TEL/0463-31-1897
住所/大磯町高麗3-3-39

B カンパーニュ 平塚本店

工場直営洋菓子とパンはおなじみ!
TEL/0463-31-1767
住所/0463-31-1767

C 安栄堂菓子舗

“無添加・自家製あん”にこだわった老舗
TEL/0463-31-4784
住所/平塚市平塚2-30-3

D キラク菓子店

甘さ控えめの大きめはまぐり最中
TEL/0463-21-1935
住所/平塚市錦町16-20

E かわさきや

創業100余年の見附町にある和菓子屋
TEL/0463-32-1690
住所/平塚市見附町31-2

F 平塚 中村屋

生地しっとりのどら焼きは必食!
TEL/0463-21-2194
住所/平塚市錦町3-21

G ドミネジョワ

地産地消など素材を大切にしたお菓子
TEL/0463-67-1896
住所/平塚市明石町26-6 中央ビル1F

 

東海道本通り線等景観整備の計画

 見附台周辺地区では、ひらしん平塚文化芸術ホール等の整備が進められているのはご存知かと。その地区へのメインルートでもある東海道本通り線沿い(市民プラザ前交差点から見附台周辺地区までの区間)も整備予定。市民センター前歩道橋を撤去に向け協議されていたり、電線地中化が考えられているので、高麗山の眺望も見通しがよくなるのかも。より平塚宿に思いをはせられるよう、サイン等の充実なども考慮されている。さらに、ベンチの設備も予定されているので平塚宿を散策するにもありがたい。にぎわいや歴史もさらに魅力アップするはず!?

※本パースは現時点の検討内容を表したものであり、今後、変更になる場合があります。市民センター前歩道橋の撤去や横断歩道の位置については、関係機関と協議中であり、確定しておりません。 ※資料提供/平塚市まちづくり政策課

錦町駐車場跡地のCブロックの建設も着々と進む。スーパーマーケットのオーケーやフィットネスなど来年3月中旬開店予定

令和3年度整備予定とされる見附町7号線からその先のひらしん平塚文化芸術ホール、見附台公園。令和4年3月に供用開始予定

※平塚市観光協会に設置しているパンフレット等に基づいて制作しましたが、史実や内容は諸説あります。
※地図はイメージであり、実際とは異なりますことをご了承ください。

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