studio COOCA、初の大規模展　
７月10日（土）から平塚市美術館で

　今年開館から30周年を迎える平塚市美術館で企画展「studio COOCAのパッパラパラダイス2021ーこれがとってもとくいです」が７月10日から開催される。
　平塚市内の障害福祉サービス事業所studio COOCAでは、さまざまなハンディキャップのある人が得意なことを仕事にすることを目的に、多くのアーティスト活動を続けてきた。これまでも同美術館をはじめ、各地のギャラリーや公共施設で展示会やワークショップを開催してきたが、今回はアクリル画、水彩画、ペン画、立体造形など、300点以上の作品が集う大規模な企画となっている。今夏開催される東京オリンピック・パラリンピックをテーマにした作品も登場予定だ。
　美術館の担当者は「これまでは高齢女性が主な客層だったが、新たな客層に来ていただけることを期待している。密度の高い作品が
多く、新しい発見にもつながれば」と期待を込める。studio COOCAも「とてもすてきな企画になった。これまでCOOCAのことを知らない人に、存在自体を知ってほしい」と開催を待ちわびている。
　関連事業も多数予定されており、毎週木曜日と７月24日（土）、８月22日（日）、９月12日（日）には公開制作も行なわれる。観覧料は一般700円、高大生500円、小・中学生無料。各種割引もあり。詳細は平塚市美術館のホームページで。今年の夏は地元でアートに触れてみてはどうだろうか。

平塚市美術館
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/index.html

studio COOCA
https://www.studiocooca.com/