レモンSでのワクチン接種開始　
ベルマーレ協力で接種枠増

　平塚市内で進んでいる新型コロナウイルスのワクチン接種事業で、レモンガススタジアム平塚を利用しての接種が行なわれている。
　元々、土日の平塚市役所・保健センターでのワクチン接種は平塚市と平塚市医師会などが連携して行なわれてきた。ただ、ワクチンの入荷の遅れや、それに伴う医療従事者への接種の遅れなどで開始早々につまづきがあり、国が目指す「65歳以上の接種希望者への７月末接種完了」（接種対象者の７割）が難しい状況であった。そこで平塚市役所での平日接種を都内などで接種オペレーションの経験が豊富な医療法人に、スタジアムでの接種をイベント運営・企画経験などの豊富なベルマーレに委託することで接種枠を大幅に拡大。市内では接種希望者が多かったことから、７月末までの８割接種完了を推し進めてきた。
　６日からはスタジアムの接種がスタート。６日と７日に700人、９日と10日に1,300人の枠はすでに埋まっており29日から31日にかけて２度目の接種が行なわれる。ベルマーレのフロントスタッフやアカデミースタッフから１日延べ20人が運営に回るほか、湘南ベルマーレのイベントで運営に参加するスタッフが接種者の誘導などを行なう。医療従事者は別途用意することで、市役所などでの接種に負担をかけずに、合計4,000人分の接種枠を増やせることとなった。

会見で使われるインタビュールームが接種会場の１つになった