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ニュース |2022.05.27

龍城ケ丘ゾーン整備着工、また延期 
協定締結期限が2024年3月29日に

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 平塚市(落合克宏市長)は5月27日、市長定例会見の中で平塚SeasidePark共同事業体と基本協定を締結した「湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン整備・管理運営事業」について、工事着手のための実施協定の締結期限を2024年3月29日に再延期することを発表した。同事業では塩害・風害の調査や既存樹木をさらに保全する検討などのために、協定締結期限を2021年12月28日から2022年6月30日に延期していた。事実上、着工がさらに最大1年9カ月、供用開始はそれ以上、先送りになることになる。

 再延期の理由について落合市長は「関係機関との調整中、交通処理について協議を進めるなかでより安全性・円滑性に配慮した計画とすることが望ましいとされた。より一層安心・安全な公園とするため、事業者と協議を行ない、施設配置を一部見直す必要があると市として判断した」とした。

 調整にあたり意見を出した関係機関とは、交通管理者と道路管理者、つまり神奈川県警と神奈川県の2者。交通管理者からは「交通の安全性・円滑性を求める」という意見が、道路管理者からは「国道134号は走行速度が速く、交通量も多いため西駐車場の出入り口について本線との出会い頭の事故に対してさらなる配慮を」という意見があった。現在の計画では、東駐車場出入り口は交差点に面しているため信号があったが、西駐車場出入り口は国道134号本線の途中にあり、信号がない形になっていた。
 施設配置の見直しにあたってはこれまでの関係機関協議、市民意見、市長の3つの指示等を踏まえるという。
 市は見直しの方向性として、①2カ所計画していた駐車場は東駐車場の1カ所に集約②既存樹林のさらなる保全等を図る③飛砂防備機能の確保、塩・風調査の結果を踏まえた対応④新規植栽を増やすことや一部施設の規模・位置の見直し等ーーを考えているとした。現在、事業者と協議を進めており、見直しプランの図案と新期限までの新たな日程案を今年夏に示す予定だという。

 同ゾーンの整備イメージパースの発表は2020年1月。そのパースを見て意見がだされたわけではないとはいえ、2年以上経ってからの延期決定について市は「コロナ禍もあり、住民説明会などが開催できず、20年度は慎重にコミュニティーミーティングやWEBでの意見募集などを行なっていた。集まった声を計画に盛り込み、正式な図面を引き、21年になってから交通処理の調整が本格化した。2者から要望が示されたのは21年の6月ごろ」とした。
 今回、交通管理者・道路管理者から出された意見ははあくまで“要望”であり、許可を得なければ着工できないというわけではない。意見に対しても警備員を置くなどソフト的に対応し、当初の予定通り21年12月に協定を締結し着工することもできたが、「懸念がでたことは事実で安全性を担保するために12月の着工は見送った」という。

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