オーレ!ベルマーレ:#854 Relation
今シーズンも終盤戦に突入し、湘南ベルマーレは27試合を消化して勝ち点29の14位。この紙面が出る頃には勝ち点32としてくれていると信じている。
9月3日、湘南はホームに王者・川崎フロンターレを迎えた。前半戦のアウェー戦は快勝した湘南だが、現在の立ち位置からすれば優勝争いでしのぎを削る上位チームに挑むチャレンジャーだ。試合は前半、セットプレーから川崎に先制を許すも、後半にPKを獲得し同点に。そして90+3分、途中出場のMF山田とMF阿部の連携から殊勲のゴールを奪い、劇的な勝利で勝ち点3をもぎ取った。言葉も選ばず素直な気持ちを言えば、“気持ちよすぎる”勝利だった。
山口監督は試合後の会見で“関係性”という言葉を強調した。「個人のパフォーマンスはさることながら、それぞれの選手が良さを出すなかでつながりが生まれ、そしてゴールもそのような関係性のなかで生まれた」と。
9月7日ミッドウィークのアウェー横浜戦。台風8号の影響で延期となった一戦は、奇しくも豪雨の中での勝負となった。また、湘南にとっては初めての「声出し応援」の適用試合だった。試合は前半こそスコアレスで折り返したが、後半に3点を取られ大敗。自分たちのミスから瓦解したとはいえ、川崎同様、優勝争いの渦中にいる横浜に自力の差を見せつけられた。山口監督は「何もないゲームになってしまった」と厳しい言葉を使った。さらに「マインドや姿勢、考え方が気になった」とも。
この2試合、関係性のなかで勝利が生まれた一方、その関係性において苦杯も舐めた。90分の間には、自分たちの時間があれば相手の時間帯もあり、そしてどちらでもない時もある。チーム全体で勝利を掴みとる姿勢を出し続けるしかない。
約3カ月ぶりのピッチに立ったMF山田(トップ)と長期離脱から復帰したDF岡本
TEXT:名久井啓祐(本紙編集部) 写真提供:湘南ベルマーレ
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