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ヘッドライン |2023.06.14

インクルーシブを実現するまち、平塚へ 
INCLUSIVE HUB SHONAN -インクルーシブハブショウナン-いよいよスタート!

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湘南ベルマーレ・市内の特別支援学校4校・学識経験者・湘南ジャーナル社が発起人となった INCLUSIVE HUB SHONAN(呼称:インクルハブ)がいよいよ発足しました。今号では取り組みが目指す未来をお伝えします。

インクルハブって?

特別支援学校と地域社会
特別支援学校の教育現場
特別支援学校の生徒たち

の課題に対して、「地域」という単位で挑戦します!

5/20に記者会見を行ないました
記者会見の詳しい内容はコチラ

【ボイス】共生社会プログラム INCLUSIVE HUB SHONAN 設立記者会見

 

それぞれの課題の解決に向けてインクルハブが『ハブ』となり、活動していきます

インクルハブ独自の活動

インクルハブ自主的活動として、湘南ベルマーレ主導のイベントを含む多くの活動カリキュラムを実施します。また、インクルハブメンバーは、人としての成長をこころがけ、持続的な学びを怠らず、共生社会の実現を「可視化」していきます。

  • 共生社会啓蒙活動
  • 人材育成教育活動
  • メディア情報発信活動
  • 地域連携イベント実施
  • 共生社会白書

インクルハブ学校との活動

各学校の地域連携担当教員や進路担当教員とインクルハブのコーディネーターが連携し、各課題ごとにインクルハブ各委員会で協議し、課題の解決を図ります。

  • 教材・教育の場の提供
  • 進路支援就労体験の提供
  • 学校課題の協働解決
  • 余暇活動支援地域活動の提案
  • 学校連携イベントの実施

 

人も産業も集まる、誰もが住みやすい街を目指します

 

平塚市長 落合 克宏

「INCLUSIVE HUB SHONAN」が地域で活躍する皆さまの力を結集して設立され、共生社会の実現に向けて多岐にわたる事業を展開していただけることをうれしく思います。平塚市には4校の県立特別支援学校のほか多くの福祉事業所があり、障がいのある方を温かく受け入れる土壌があります。こうしたまちの優しさを背景に「自分らしさを大切にしながら 多様な個性が輝く 共生のまち ひらつか」という平塚市障がい者福祉計画の基本理念のもと、障がいのある方が能力や個性を発揮し、自らの意思で自立した生活を送れるよう支援しています。市の取り組みに加え、皆さまの活動で支え合いの機運がさらに高まり、心のバリアフリーが進むことを願っています。

家族の声

1つひとつの積み重ねで〝普通〞が変わる
平塚支援学校小学部2年 松永宏紀くん一家

4p欠失症候群という染色体疾患のため、重度の身体・知的障害がある宏紀くんは、ベルマーレが大好きな“ベルサポ”だ。だが、彼にとって、現地での試合観戦は簡単なことではない。体温調節が苦手なため真夏や冬、ナイトゲームの観戦は難しく、加えて日差しや雨の影響も考えると観戦のチャンスは年に数回だという。普段はDAZNで見ることが多いそうで、母・悠子さんは「じーっと見て手足をパタパタさせて応援しています。黄緑色を見たり、歓声やチャント(応援歌)を聞いてニコニコしています」という。INCLUSIVE HUB SHONANについては「漠然と『障害者に優しい社会を』という投げかけは伝わりづらいことも多いです」と悠子さん。「それでも『こういうことに困っている』『こうすると助かる』を知ってもらい『これなら自分でもできるな』と思ってもらう1つひとつの積み重ねで“普通”が変わるんじゃないかなと思います」。5人での試合観戦は家族のなかでも一大イベントだそう。松永家がより多くの試合を観に行けるような未来は、INCLUSIVE HUB SHONANの描く未来と重なるはずだ

スタジアムで5人、一家水入らずの松永さんファミリー

私の希望

村や離島の世界を市や県に
平塚ろう学校高等部3年 原口菜々実さん

「私は進学を希望しているのですが、“情報保障”にハードルを感じます」と原口さん。情報保障とは障害のある人が情報を入手するために必要なサポートを行なうこと。つまり原口さんに対しては、音声情報を文字や絵や写真、手話などの別の手段で伝えることが必要になる。学びへの意欲に対し、いかに情報の格差を埋められるかが重要だ。手話話者である彼女はいわば違う言語を話しているようなもの。情報のタイムラグはいつも彼女を悩ませる。解決にはお互いの理解促進が不可欠だ。「ろう者はマイノリティなので世界が狭いんです。例えば、ろう者同士でお付き合いをしたりすると親同士が知り合い……とか。地方の村や離島みたいなイメージでしょうか。その世界が広がって、市や県になっていけばと思います」。では彼女にとっての「共生社会」とは? 「言語的・文化的に『簡単に交流できる』というイメージです。テクノロジーの発達や、ドラマなどでろう者や手話が身近になっています。聴者とろう者がお互いに関心をもち、交流のハードルが下がるといいなと思います」

旗を持つように腕を左右に振る「応援」の手話で取り組みにエールを送ってくれた

 

インクルハブメンバーからのメッセージ!!

ひらつか障がい者福祉ショップ「ありがとう」 運営協議会 会長 髙橋 眞木さん

障害のあるあらゆる人と、一般の市民との架け橋を生み出すことはとても大切です。社会にある格差を埋めていくには、子どもの頃からインクルーシブの考え方が当たり前になることがとても大切です。子どもやその親同士の交流で、気持ちが安らぎ豊かになることもあります。さまざまな交流の中心になっていけるとうれしく思います。

 

進和学園 理事長 出縄 守英さん

「共に生きる社会づくり」というものを、福祉の世界だけにとどめない仕組みに期待しています。心の豊かさを発見でき、人と人との関わりの楽しさがある福祉の世界をもっと皆さんに知ってもらい、色々な方との連携がなされるインクルハブを突破口として、皆さんと一緒に福祉のまちづくりをしていきたいと思っています。

株式会社甲斐組 代表取締役 / 平塚市ラグビーフットボール協会 会長 今村 佳広さん

地域のインフラ整備に30年携わり、感じることは住環境のバリアフリーの進化に対して、公共のバリアフリーはほとんど進化していないことを常に感じています。インクルーシブな社会を実現するためには、社会全体がさまざまなバリアを乗り越え共存し、相互理解を深める力が必要です。「地域笑顔創造企業」としてその実現に貢献します。

 

神奈中スイミング平塚校 支配人 森山 剛史さん

学校、家庭、地域がそれぞれの一人(単独)ではできないことを、この活動を通じて一つになり、持続的に支え合う場になることを期待します。どんな隔たりも垣根も取り払い、全ての子どもたちに等しく明るい未来を提供していこうとする本活動を応援するとともに、スポーツを通じて体を動かす素晴らしさや仲間と笑い合える喜びを伝えるため、私たちも精一杯協力します。

 

湘南ベルマーレ第三営業部 島村 毅さん

実際に難病のある子どもを育てていることで、多くの人の優しさを感じると同時に、思いやりをもって助け合うなかで、本当に誰かの役に立ちたいと強く感じています。僕自身、障害のある仲間も多く、彼らと「共に生きる」社会を目指すことは僕の使命だとすら思います。INCLUSIVE HUB SHONANと一緒に新たな社会を目指しましょう!

 

湘南ベルマーレ × KPMGコンサルティング 共創プロジェクト

サスティナブルな湘南地域社会を目指す!
緑と青のビーチクリーンプロジェクト

湘南ベルマーレならではのビーチクリーンイベントを開催! 身近にある問題からSDGsに関心を寄せてみませんか?

会場 湘南ベルマーレひらつかビーチパーク

参加費 無料

詳細・申込はこちら
参加は事前申込制です。特別支援学校に通う人は学校を経由して申し込んでください
https://www.bellmare.co.jp/312393

INCLUSIVE HUB SHONAN の メンバーになりませんか? 一緒にさまざまな活動をしていきましょう。

ぜひ下記までお問い合わせください。

【INCLUSIVE HUB SHONAN 】問い合わせフォーム

(一社)インクルーシブハブショウナン

事務局:平塚市八重咲町25-2 LSY42 3F(株式会社湘南ジャーナル社内) ☎︎0463-79-9407(担当:定成)
メール:sachiyo@shonan-journal.com

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