オーレ!ベルマーレ:#860 残留
2023シーズンももう終了間近。5位以内を目指してJ1リーグに挑んだ湘南だが、最下位の横浜FCとは勝ち点2差の17位と、残留争いの渦中、不本意ながら定位置と言われてしまうような場所にいる。10月28日には首位神戸を迎え1−1の引き分け、勝ち点1を得た。GK大岩というスクランブルも乗り越えての貴重な勝ち点1は、今後の残留争いで大きな意味を持つはずだ。
鬼に笑われることは覚悟で、来年の話をしたい。
今年、残留を掴めば、来季はJ1リーグ7シーズン目に入る。とはいえJ1では薄氷の残留が続く。コロナ禍でのレギュレーションに救われたこともある。ネットの意見には「脅威の残留力」やら「落ちそうで落ちない」といった文字も踊る。もちろん、降格しないことは本当に素晴らしい。
だが、これはじつのところ、褒められてはいないはずだ。
すっかりサッカー大国となった神奈川県内では、横浜FM・川崎が明らかにツートップで話題に事欠かない。県内には6つもJクラブがあるが、第三極は湘南だ。その座は譲れない。J2相模原には新スタジアム構想が上がり、この先の躍進への期待度を感じる。残留力で話題になるのはもう十分だろう。
サッカーに限らず、県東部に比べて、県西部は今ひとつ“おまけ“のような扱いだ。湘南には現存チームでは県内2番目の古豪としてサッカー界を、そして地域を盛り上げる旗頭であってほしいのだ。
トップ写真:富居の負傷に伴い、GKを務めた大岩。貴重な勝ち点1を守り切った
TEXT:名久井啓祐(本紙編集部) PHOTO:湘南ベルマーレ
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