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ニュース |2023.12.27

SEISA OSAレイア湘南FCがなでしこ2部昇格!
支援者や地元住民らが祝う

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トップ写真:左から遠藤選手・柄澤監督・夏目選手

 大磯を拠点に活動する女子サッカーチーム・SEISA OSAレイア湘南FC(大磯町国府本郷)がなでしこリーグ2部への昇格を決めた。21日には祝賀会が催され、支援者や地元住民らと喜びを分かち合った。

 レイア湘南は2006年に秦野市で開かれたサッカースクールに端を発する女子サッカーチーム。2013年に運営母体を星槎グループに移行し、神奈川県リーグ、関東リーグとステップアップしてきた。先の2023FIFA女子ワールドカップで得点王に輝き、現在ではイングランドのマンチェスターユナイテッドWFCに所属する宮澤ひなた選手も、ジュニアユース時代にはレイアでボールを追いかけていた。
 もともとは6人の女子中学生の「サッカーの試合がしたい」という願いをかなえるために「地域の女子サッカーの拠点となるようなチームを創ろう」という思いからレイアは発足し、活動を続けてきた。星槎グループに入ってから10年、2021年からは関東1部リーグとなでしこリーグ2部との入れ替え戦に臨むまでに成長していたが、2年連続で昇格には届かず涙を飲み、3度目の正直での昇格決定となった。

目標はなでしこ1部

 祝賀会を前に開かれた記者会見には柄澤俊介監督、キャプテンのMF遠藤彩椋(さくら)選手、副キャプテンのDF夏目萌由選手らが出席した。
 柄澤監督は「10年近くプレーしている選手もいれば、思い半ばで引退した選手もいる。その気持ちを受け継いで昇格をつかめてうれしい」と語るとともに、「来年は1部昇格を明確に目標に」と思いを新たにした。
 チームはアマチュアであり、ほぼ全ての選手が仕事や学業と両立しながらチームの活動を続けている。遠藤選手は「昇格はサポーターの皆さんの温かい応援とスポンサーの皆さんの支援のおかげ」と感謝を述べるとともに「全国リーグでの戦いはより激しい試合になっていくが、もっと上を目指していく」と力を込めた。夏目選手もサポーター・スポンサーへの感謝の言葉とともに、「苦しい時期もチームとして乗り越えられた。地域貢献活動など、地域の皆さまに応援していただけるような活動を続けていきたい」と語った。

地域からステップアップする難しさ

 大磯プリンスホテルでの祝賀会には250人を超える関係者が集まった。SEISAサッカーの創設者・奥寺康彦氏や、日本女子リーグ専務理事・江川純子さんに加え、池田東一郎大磯町長、村田邦子二宮町長などが昇格を祝った。
 戦う舞台を全国に移すことで、今まで以上にチーム運営費もかかる。奥寺氏はあいさつのなかで「より多くの支援が必要になる」と語るとともに「チームには多くの人が目にするリーグという覚悟と責任が必要」と激励した。

 現在、国内の女子サッカーは、プロリーグのWEリーグ(日本女子プロサッカーリーグ)を筆頭に、アマチュア最高峰の舞台としてなでしこリーグ(日本女子サッカーリーグ)1部・2部、その下に地域リーグがある。なでしこ2部は上から3番目のカテゴリーで、2024年シーズンは湘南ベルマーレと事業提携を結んでいる大和シルフィードもなでしこ2部のライバルになる(2023年に1部から降格)。

 子どもたちがサッカーをする場所として発足したレイア湘南は、これからも夢の階段を駆け上がっていく。

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