私は今：江藤　巖さん

平塚市中原平塚の空襲と戦災を記録する会 会長太平洋戦争時の１９４５年７月、平塚の大空襲によって姉、妹、弟を亡くし、ほぼ助かる見込みはないと言われたほどの重傷を負った私に、親戚、近所、知人、学友など多くの人々の救いの手によって私の命は再生されました。現在私は、私の命を懸命に救ってくれた人達への恩返しと、戦争犠牲者へのご供養にとの思いから、意を決して私の体験談を大勢の方に聞いて頂き、改めて戦争の悲惨さと無意味なことを知り、平和な世の継続へと進めていって頂きたいとの願いから、平塚市博物館を通じて、市や学校、地域、会社等への活動を行っております。戦争を阻止し平和を永く維持していく為には、個々の人間が正しいことを勇気をもって発言していくことでこれが可能だと信じております。会の活動や私の体験談を通して、一人でも多くの人達、とりわけ未来を背負っていく子供達に訴えかけていく活動を、私の命の尽きるまで続けていきたいと思っています。