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ヘッドライン |2012.06.15

「ヒラツカ」から南の島へシキホール島内に水道設備を設置 平塚湘南RC

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 遠い南の島に、「ヒラツカ」の名に親しみを持ってくれている人々がいる。フィリピン・セブ島の南に位置するシキホール島。ここは平塚市立の小学校を定年退職した元教員の原田淑人さんがそれまで学校になかったトイレを設置したり、経営するコテージで奨学生を世話したりと、慈善活動に取り組みながら生活している島。そしてこの度、これらの活動に賛同した平塚湘南ロータリークラブ(牧石健志会長)と現地のシキホールセントラルロータリークラブが協同事業を企画し、先月17日、約800人の住民が生活するカリブハン村と約100人の児童が通うポノン小学校に新たな水道設備が完成した。教育環境改善へ
貯水タンクが整備されたカリブハン村。それまで同村の人たちが生活に使用する水を得るには、村から約100m下った源泉に汲みに行き、村から約800m上った貯水タンクまで運ぶ必要があった。子どもたちが担うこの水汲みは長時間かかってしまうため「学校に行きたくても行けない」という子も多くいた。 また同様に貯水タンクが整備されたポノン小学校は、それまで約1km離れた場所のタンクはあったが、老朽化により使用できない状態だった。
子どもたちの教育環境改善のために―。現状を聞いた平塚湘南RCは、原田さんも所属する現地のシキホールセントラルRCとマッチング・グラント(異なる国のクラブが協同で実施する人道的奉仕活動プログラム)を国際ロータリーへ申請し、認可された。一人の善意から

工事は昨年の秋から始まり、同村と同校に「電動で水を引きあげる貯水タンク」が先月完成した。竣工式が行われた5月17日、牧石会長をはじめ会員など16人が現地を訪れ、歓待を受けた。
「原田さんという信用できる人がいたからこそ、このプロジェクトができたのだと思います」と牧石会長。村民、児童が総出で歓迎してくれたという竣工式を「子どもたちの笑顔が印象的でした」と振り返った。「この村には助けなければならないことが沢山あります。毎年ではなくとも、こういった支援事業をなんとか継続していきたいと思っております。できる限り、原田先生のことを助けたいと思います」
平塚発の善意の心は海を渡り、遠い南の島でカタチとなった。始まりは一人。その善意は多くの人に広がり、大きな事業を生んだ。この先も、この島に「ヒラツカ」の名は残り、語り継がれていく。
◎平塚湘南ロータリークラブ
様々な奉仕活動を行っている同クラブでは会員を随時募集している。
問い合わせは☎090-9813-4155(黒柳委員長)まで
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