J2リーグ第35節が横浜FCのホーム、ニッパツ三ッ沢球技場で11月13日に行われた。
前半10分で失点したものの、その1分後に田原のヘッドで同点。更に高山が自信を持って振り抜いたシュートは相手ゴールネットを揺らして逆転。その後、ショートカウンター攻撃を織り交ぜながらゲームを支配し、安定感ある戦いを進めた。湘南の地から馳せ参じたサポーターも勝利のダンスを準備していたはずだ。そう、後半41分までは。
終了4分前までは堂々たるゲーム運び。しかし追いつかれると浮足立ち、ミスの連鎖。その結果ロスタイムに失点。勝てたはずのゲームを落とし、選手のみならずサポーターも茫然自失となった。
今シーズンは試合時間内で善し悪し両極端の顔が出る。これは反町監督が自嘲気味に「自滅」と評した精神力の弱さにある。シーズン終盤でも弱さを克服できず同じ轍を踏んでいるのでは、チーム全体が進化していない証である。今シーズンは残り3試合。このままでは終われないはずである。
ベルマーレ湘南市民応援団
大野正博