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ヘッドライン |2014.01.17

中高生へ福祉の心を伝える手話ダンス集団「HAND SIGN」

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 手話を取り入れたダンスや歌を披露し、TV番組等で活躍する平塚出身のエンターテインメントグループ「HAND SIGN(ハンドサイン)」が8日、県立高浜高校で公演を行った。手話ダンスにより地元の若い世代に、手話を身近に感じてもらい楽しく福祉を学んでもらうとして「県内の中高50校を訪問」という目標を掲げており、同校がその1校目。平塚で育ち、世界で実力を認められたパフォーマーが、地元に帰ってきた。
ハンドサインの結成は2005年。メンバーはTATSU(タツ:中野達朗)さんとSHINGO(シンゴ:小林慎吾)さん、マネージャーのKousuke(コウスケ:津田康輔)さんが二宮町出身で、ROY(ロイ:佐藤 涼)さんとJiN(ジン:北村 仁)さんが平塚市出身、そしてOzA(オザ:小澤裕也)さんが相模原市出身という全員が県内出身の若者だ。元々は平塚市内で活動するダンス仲間であり、駅ビルの階段の踊り場等で練習をしていたという。
ダンスに手話を取り入れたきっかけは、TATSUさんがTVドラマで扱われた手話に感銘を受けたことから。あるときダンスに取り入れてみた所、それまで「かっこいい」といった観客の感想が「感動した」に変わり、やりがいを見出したという。
世界で活躍、そして国内へ
結成後は県内、全国と、数々のコンテストで受賞。2009年にはニューヨークの伝統ある「アポロシアター」の「アマチュアナイト」という、マイケルジャクソンやスティービーワンダー、ダイアナロスなどを輩出した登竜門的コンテストのオーディションに合格した。7回の出演のうち2回優勝という快挙を達成し、公認パフォーマーとして表彰された。
その後、ニューヨークで経験を積み、国内ではTV・ラジオ等のメディア出演、その他多くのイベントに呼ばれるようになった。さらには手話ダンスを紹介するDVDや書籍の出版、芸能プロダクション「オスカープロモーション」への所属、NHK Eテレ「みんなの手話」のレギュラー出演など、活動の幅を広げている。
「伝える」を伝える
その他にも、聴覚障がい者のためのオリンピックであるデフリンピック2013の日本選手団応援ソング『DREAM STAGE』の制作を任され、認知度を上げる活動を行うなど活躍の事例を挙げればきりがない彼らだが、国内・世界を巡る中で、自分たちが行き着いた答えは「富」や「名声」ではなかった。
招かれるイベントは様々あるが、学校訪問も数多く重ね、生徒たちからの反響を感じ取る中で、自分たちの活動に意義を見出していった。「若い世代へ手話を伝えていくことで、バリアフリーの世界を広げていく」という夢。そのために「手話も英語と同じように『言語』として知ってほしい」──。
せっかくならば自分たちが育った地元で、ということで「県内50校」と目標を立てた。
まず結成した平塚で
「1校目は何としても自分たちが育ち、練習した思い入れのある『平塚』でやらせてもらいたかった」と津田さんは語る。さらに福祉に力を入れている高校、ということで必然的に高浜高校へ依頼したという。学校側は快諾、公演では生徒たちも盛り上がり、成功裏に終わった。まずは1校目。これから1年かけ県内50校を回るが、訪問先は現在も依頼をかけている段階とのこと。問い合わせはEメール:mail@handclover.com

(写真2):
後列左からOzAさん、SHINGOさん、JiNさん
前列左からROYさん、TATSUさん

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