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ヘッドライン |2014.01.31

平塚漁港の食堂 今春開業4月下旬オープンを目標に準備中

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 漁協直営レストランとして、昨年から平塚市漁業協同組合(後藤 勇組合長)により、国道134号脇の南の土地(千石河岸)で建設準備が進められている飲食店兼加工場「平塚漁港の食堂(仮称)」。オープンは今年の4月下旬を目指しているが、すでにコンセプトは固まり、外観・内観イメージも完成するなど、徐々に全体像が見えてきた。この春に誕生する、新たな臨海スポット。平塚観光の要となるか。
 海の近くに漁協直営のレストランを作っています、と言えば簡潔だが、開発の根拠となる事業計画の正式名称は長く、「平塚漁港で水揚げされる魚の販路拡大と新商品開発による地産地消促進事業」という。同事業は昨年5月、農林水産省により「六次産業化・地産地消法」に基づく「総合化事業計画」の1つとして市内で初めて認定を受けたもので、目的はその名が表す通り。その事業計画を具体化する中で生まれたのが「飲食店兼加工場」という発想だった。
地魚を主役に
 運営にあたっては、平塚漁港から仕入れた魚を使ったメニューを提供している市内の飲食店「紅谷町BQバール」(紅谷町)と「ビーチバルSUCCA」(高浜台)を経営する株式会社ロコロジ(常盤嘉三郎代表取締役)が促進事業者として選ばれた。店舗デザイン、設計から携わる常盤さんは、コンセプトを「平塚の魚を主役に、市を盛り上げる店」とし、「ひいては観光客にも来てもらえれば有り難いのですが、何よりもまずは、地元の人たちに愛され、普段から気軽に使ってもらえる店を目指す」と在り方を語る。
ハードとソフト
 ハード面としての店舗に関しては、店名こそ「食堂」としているものの、雰囲気重視のレストランといった店構えだ。特に天井は約7mと高く「134号側の入口から階段で入るとダイナミックさを感じられる造り」になるという。
 ソフト面のメニューに関しては「港の食堂というと刺身や煮付け、大盛りご飯といったいわゆる『漁師メシ』的なものを想像されるかもしれません。もちろんそういったものも出しますが、カルパッチョやブイヤベース、ワインを飲みながら少しずつ食べられる前菜、といったように地元の主婦、高齢者の方に満足してもらえるメニューも提供します」。さらに同店は加工場も兼ねているため、総菜の販売や、釣った魚を調理してくれるサービスも行われるという。
地元で愛されたい
 「とにかく地元の人にとって使い勝手が良い店」というスタイルにこだわる。そのためには観光地価格ではなく、リーズナブルな提供が必要と考える。「すでに近隣には港の直営的な位置づけの食堂が複数ありますが、同じ横並びのことをしても戦えません。だったら、地元の人にとって『店として良いじゃん』とか『平塚のはセンスが良いじゃない』というレストランを作りたい」と展望を語る。
 今春開業する食堂は、平塚の新名所として観光の呼び水となるか。ただし当分の間は、観光客の入る余地はなさそうだ。
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【写真トップ】
店内イメージ図。正面は国道134号側の北側入口。駐車場から入れる南側の入口はバリアフリーとなっている
【写真2・3】
国道134号から見たイメージ図/現在建設準備中の予定地(千石河岸)

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