1市2町の来年度予算案各自治体ともに総額増加

平塚市　全会計（一般会計、特別会計、病院事業会計）予算総額は前年度比41億2470万円増加（2.4%増）の1756億7570万円。一般会計（816億5000万円）は、前年比1.2%の減少となったものの過去3番目の規模。投資的経費（約71億円）は重点施策である「ツインシティ整備推進事業（4億8713万円）」の増額はあるものの、新庁舎建設事業の1期工事終了や環境事業センターの整備終了により前年度から約34.5億円の減額で3年ぶりに100億円を下回った。市では「厳しい財政状況だが市民生活の安心・安全や地域経済の活性化に向けた施策の推進と将来負担とのバランスに配慮した」としている。主な新規・拡充事業としてツインシティ整備推進事業の他、防犯施設整備事業、成年後見利用支援センター設置事業、英語教育推進事業、橋りょう長寿命化修繕事業などに重点を置いている。
大磯町　全会計（一般会計、特別会計）予算額は前年度比7億1300万円増加（4.0%）の184億9300万円。景気回復基調により町税による歳入が7年ぶりに増額となった。町全体の「健康」と、参画と協働によるまちづくりの推進を軸に、観光や子育て支援、環境対策などを中心とした予算組みとなった。
二宮町　全会計（一般会計、特別会計）予算額は前年度比1億2042万6千円増加（0.8%増）の150億7197万4千円。景気は回復傾向にあるが地方財政にまで影響を及ぼすには時間がかかるとしている。持続的経済発展や昨年に引き続き子育て環境の充実を柱に、町民、地域、行政が一体となった「オール二宮」でまちづくりに取り組む。